2022.10.19

ザイオン擁するペリカンズとの開幕戦に臨むKD「選手たちが健康体になると楽しくなるね」

デュラント(左)とザイオン(右)[写真]=Getty Images
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 10月19日(現地時間18日、日付は以下同)。NBAは2022-23レギュラーシーズン初日を迎え、この日はフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対ボストン・セルティックス、ロサンゼルス・レイカーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズの2カード、翌20日には12試合が開催され、計24チームが今シーズンの開幕戦に臨むこととなる。

 そのうち注目カードの一つとなっているのがニューオーリンズ・ペリカンズブルックリン・ネッツによる一戦。2シーズンぶりに公式戦出場を飾るザイオン・ウィリアムソン、昨シーズンのプレーオフ進出に貢献したブランドン・イングラムCJ・マッカラムが在籍するペリカンズが、敵地バークレイズ・センターへ乗り込む。

 ホームで迎えるネッツにはKDことケビン・デュラントカイリー・アービングベン・シモンズというオールスタートリオがおり、シモンズにとってもネッツデビュー戦となるだけに、期待は高まるばかり。

 18日のチーム練習後、デュラントは公称198センチ128キロのザイオンについて「6フィート7インチ(201センチ)のサイズでフロアを舞い上がり、動き回る選手は何人か見てきたはずだ。でも(ザイオンは)そのレベルじゃないんだ」と切り出し、こう持論を口にしていた。

「ジェイソン・マキシエル(201センチ117キロ/元デトロイト・ピストンズほか)のような選手たち。俺は別にザイオンと同じくらい高く跳べると言うつもりはない。けど彼らはアンダーサイズながらプレーしてきた。ザイオンもその一人だ。ロドニー・ロジャース(201センチ106キロ/元ロサンゼルス・クリッパーズほか)もそう。

 俺としては6フィート6インチ(198センチ)でチャールズ・バークリー(198センチ114キロ/元フェニックス・サンズほか)のようながっしりとした体格でプレーしていた選手たちが懐かしいよ。でもザイオンのアスレティシズムはここまでに挙げてきた全員をも負かしてしまう。それが彼を唯一無二にしている」

 前回ザイオンがNBAのコートでプレーしたのは昨年5月のこと。だがデュラントはこの男が再びコート上で躍動すると見ている。

「盛り上がるね。彼にはアスレティシズムがある。多くの人たちにとって、マッチアップ面で問題になるから、俺たちとしても彼に打ち勝つようにしていかなきゃいけない。けど、選手たちが健康体になると楽しくなるね。特に人気のある選手たちならなおさらさ」

 ザイオンの“復帰戦”はどんな展開となるのか。細身のデュラントともマッチアップする機会は十分期待できるだけに、正反対な体格を持つ両選手による競演も楽しみだ。

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