2023.01.10
NBAの2022-23シーズンもそろそろ前半戦が終わろうとしているが、今シーズンも国際色豊かなスーパースターたちがリーグを盛り上げている。
現地メディアの「FADEAWAY WORLD」は、南極大陸を除く6つの大陸のオールタイムNBAチームを紹介した。最高峰のバスケットボールリーグには、世界中の一流選手が集まっており、すべての大陸が強力なチームを形成できるほどに国際化が進んでいる。
それでは、各大陸で生まれた選手たちで構成された現時点での歴代最強チームを見ていこう。
※選手は国籍でなく出身地で選出
【オールタイム 北米NBAチーム】
■マジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)アメリカ
■コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)アメリカ
■マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)アメリカ
■レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)アメリカ
■シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)アメリカ
【オールタイム 南米NBAチーム】
■マヌ・ジノビリ(元サンアントニオ・スパーズ)アルゼンチン
■リアンドロ・バルボサ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)ブラジル
■ルイス・スコラ(元ヒューストン・ロケッツほか)アルゼンチン
■アル・ホーフォード(ボストン・セルティックス)ドミニカ共和国
■ネネ(元デンバー・ナゲッツほか)ブラジル
【オールタイム アフリカNBAチーム】
■スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)南アフリカ共和国
■パスカル・シアカム(トロント・ラプターズ)カメルーン
■ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)カメルーン
■アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)ナイジェリア
■ディケンベ・ムトンボ(元アトランタ・ホークスほか)コンゴ民主共和国
【オールタイム ヨーロッパNBAチーム】
■ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)スロベニア
■ドミニク・ウィルキンス(元アトランタ・ホークスほか)フランス
■ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)ギリシャ
■ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)ドイツ
■ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)セルビア
【オールタイム オセアニアNBAチーム】
■カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)オーストラリア
■ベン・シモンズ(ブルックリン・ネッツ)オーストラリア
■スティーブン・アダムズ(メンフィス・グリズリーズ)ニュージーランド
■アンドリュー・ボーガット(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)オーストラリア
■ルーク・ロングリー(元シカゴ・ブルズほか)オーストラリア
【オールタイム アジアNBAチーム】
■渡邊雄太(ブルックリン・ネッツ)日本
■オムリ・カスピ(元サクラメント・キングスほか)イスラエル
■八村塁(ワシントン・ウィザーズ)日本
■イー・ジャンリャン(元ミルウォーキー・バックスほか)中国
■ヤオ・ミン(元ヒューストン・ロケッツ)中国
北米は5人全員がアメリカから選出され、文句なしの最強チームが完成した。また、優秀なビッグマンが豊富な南米やアフリカは、強力なインサイドの布陣を形成。さらに、ヨーロッパとオセアニアには最多となる3人の現役選手が名を連ねた。特にヨーロッパには2年連続のMVP受賞者であるヨキッチとアデトクンボに加え、今シーズンはMVP級の活躍をしているドンチッチという華やかなメンバーとなった。
そして、アジアには日本から渡邊と八村の2人が選出された。現地の記者は、リーグランキングのトップを走れるほど高確率な渡邊の3ポイントシュートを紹介すると、八村については「まだまだ自身の価値を証明する時間が十分にある」とポテンシャルの高さを評価した。
日本が誇る現役NBA選手たちがリーグで爪痕を残しつつあるのは喜ばしいことだが、アジア大陸の最高戦力はやはりヤオ・ミンだ。8度のオールスター選出に加え、オールNBAチームに計5度選ばれると、ロケッツの永久欠番となった。また、同じく中国のビッグマンであるジャンリャンと、堅実なロールプレーヤーとしてリーグに定着したイスラエルのカスピが選ばれている。
現状としてアジアはほかの大陸に比べて実績や戦力で劣るが、渡邊と八村の今後の活躍や、新たな世代の選手たちにより、この差は少しずつ埋めていくことができるはずだ。
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