2023.01.03
12月31日時点、今シーズンで65本中34本の3ポイントシュートを沈め、成功率52.3パーセントを誇っている渡邊雄太(ブルックリン・ネッツ)。成功数がリーグの規定本数に到達していないため、現在は成功率ランキングから除外されているものの、リーダーボードの先頭に度々その名を現わしている。
個人だけでなく、チームとしての成績も好調を維持している。ネッツは29日のアトランタ・ホークス戦を108-107で制し10連勝を達成。23勝12敗でイースタン・カンファレンス上位につけており、その躍進には渡邊の高確率な長距離砲も一役買っていると言えるだろう。
渡邊の活躍には、現地メディア『NetsDaily』も反応。来年2月にソルトレイクシティで開催される「NBAオールスター2023」の3ポイントコンテスト出場が実現すれば、優秀な成績を収められると太鼓判を押している。
Scotto: Yuta Watanabe would be ‘honored’ by invite to 3-point shooting contest https://t.co/7nbck5yOSQ pic.twitter.com/i8fKZohjvi
— NetsDaily (@NetsDaily) December 30, 2022
渡邊が今季放っている長距離砲をエリアごとに確認すると、右コーナーで61.1パーセント(18本中11本成功)、トップで66.7パーセント(6本中4本成功)、左コーナーで76.5パーセント(17本中13本成功)と、高い成功率を記録。左ウイングは11.1パーセント(9本中1本成功)と苦しんでいるが、右ウイングは38.5パーセント(13本中5本成功)で同エリアのリーグ平均35.0パーセントを上回っている。
好調の要因として、同メディアは「パスを受け取る際のステップ」、「セット時のボール位置」を変えたためと解説。これまではシュートを打つ体勢を整えるために両足ジャンプを挟んでいた渡邊だが、現在はパスを受ける前に右足を出し、受けたあとに左足で位置を調整している。また、パスを受けてからボールを太ももまで落とさず腰の高さでキープすることにより、素早いリリースにつなげているという。
現地メディア『Hoopshype』のマイク・スコット記者に対しては、「(3Pコンテストの)出場者に選ばれるのは名誉なことです」とも語っていた渡邊。もし彼がコンテストに招待され優れた記録を残せば、さらに自らの3ポイントシュートに自信をみなぎらせることだろう。
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