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1月21日(現地時間20日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地でクリーブランド・キャバリアーズを120-114で撃破し、今シーズンの戦績をウェスタン・カンファレンス7位の23勝23敗とした。
この日はジョーダン・プールがゲームハイの32得点、タイ・ジェロームが22得点8アシスト、ドンテ・ディビンチェンゾが17得点6リバウンド4アシスト4スティール、ジャマイケル・グリーンが13得点8リバウンド、アンソニー・ラムが12得点、ジョナサン・クミンガが10得点5アシスト、ケボン・ルーニーが17リバウンド4アシスト2スティール2ブロックを記録。
だがウォリアーズはこの試合でステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズが欠場。前日の20日のボストン・セルティックス戦で、ウォリアーズは延長の末に118-121で敗れており、この4選手はいずれも36分以上プレーしていた。
ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「チケットを購入して誰かを見ることを楽しみにし、その選手のプレーが見られないファンのことを思うととても残念だ。それがこのビジネスにおける厳しい面なんだ」と語るも、「それこそ、私が72試合のレギュラーシーズン開催を提唱し続ける理由なんだ」と持論を展開。
通常、NBAのレギュラーシーズンは毎年10月中旬から翌年4月中旬までの約6カ月間で、全30チームが82試合をこなしていく。そのうち、ホームゲームとアウェーゲームが各41試合組まれていて、2連戦も複数ある。
そして、そこからプレーオフを勝ち抜かなければならない。チャンピオンシップを勝ち取るためには、ファーストラウンド、カンファレンス・セミファイナル、カンファレンス・ファイナル、NBAファイナルという4つのシリーズで7ゲームシリーズ(4戦先勝)を勝ち抜く必要があり、1つのシリーズで最長2週間も戦っていくという長丁場だ。
カーHCとしては、現行体制よりも試合数を短縮することで、選手たちの健康面を守り、スケジュールのバランス、そしてプレーの質の向上につながると見ており、最も重要なのは、選手たちがプレーオフにフレッシュな状態で臨むことができるからだという。
「スケジュールから10試合減らすことで、シーズンで10試合残っていると常に感じることができる。十分な休養を作り出し、クレイジーな状況に身を置くこともない。それに選手たちの欠場試合数も減ると私は見ている」
ホームゲームの連戦ならまだしも、アウェーの2連戦では試合後にフライトで次戦の開催地まで移動し、24時間以内に次の公式戦へ臨まなければならない。複数試合の欠場を余儀なくされたケガから復帰した選手だけでなく、どんな選手たちであろうと2連戦はケガをするリスクがあるとカーHCは言う。
「それがリーグで大きな話題なのは知っている。我々には数多くのデータがあるんだ。もし選手たちが2連戦で負傷してしまえば、ケガをするよりも多くの試合で欠場してしまう」
「選手が負傷してしまうと誰もが慎重になっている。それだけ長く試合でプレーしているということなんだ」
昨シーズンの王者ウォリアーズは、当然2連覇を狙っているチームながら、選手たちの健康面、ケガからの回復などを入念にケアしており、プレーオフに万全な状態で臨むことができるかにフォーカスしていると言っていい。
だがそれと同時に、このチームは長期間でリーグ上位の戦績を残し、覇権争いへ参戦するために、若手選手たちの育成にも力を入れており、ベテラン陣の助けも借りながら、同時進行でそのプロセスを進めている。
今後、NBAのレギュラーシーズンの試合数が減るかどうかは現時点で決まっていないものの、カーHCは自身の考えを明確に口にしており、選手たちのコンディション、さらには彼らの今後のキャリアも考慮して酷使しないように心がけていると言えるだろう。
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