2023.01.22

イースト6位のヒート、デッドラインに向けた大型トレードの可能性を地元メディアが報道

ヒートで先発ポイントガードを務めるラウリー[写真]=Getty Images
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 NBAの2022-23シーズンのトレードデッドラインは2月10日(現地時間9日、日付は以下同)。この期限まで3週間を切ったこともあり、複数の現地メディアや記者がトレードに関するニュースを発信しており、これから先も過熱していくことが容易に想像できる。

 昨シーズンのプレーオフで、ボストン・セルティックスとイースタン・カンファレンス・ファイナル最終戦まで戦い抜き、3勝4敗で惜しくも敗れたマイアミ・ヒートは、1月22日終了時点で25勝22敗。プレーオフ進出圏内のイースト6位ではあるものの、7位のニューヨーク・ニックスとはゲーム差なしで、8位のアトランタ・ホークス(24勝23敗)とはわずか1.0ゲーム差の混戦レースのなかにいる。

 そうしたなか、地元メディア『Miami Herald』は、ヒートがデッドラインでカイル・ラウリーをトレードすることはないだろうと20日に報道。チームはここ6戦で4勝2敗と勝ち越していることもあり、ロスターに大きなメスを入れることはないと見ているようだ。

 ヒート在籍2年目のラウリーは、36歳のポイントガード(183センチ88キロ)で、2019年にトロント・ラプターズで優勝も経験したベテラン。今シーズンはここまで平均34.3分12.7得点4.5リバウンド5.5アシスト1.1スティール。

 昨シーズンの平均33.9分13.4得点4.5リバウンド7.5アシスト1.1スティールからスタッツは一部下降しており、フィールドゴール成功率40.3パーセントはキャリア4番目の低さとなっている。

 ただ、来シーズンまで高額な契約が残っていることもあり、そう簡単にトレード先が決まるわけではない。また、プレーオフに107試合出場した経験もあるだけに、今シーズンもこのままヒートでプレーする見込みと同メディアが報じている。

 もっとも、ヒートは依然としてフェニックス・サンズのジェイ・クラウダー獲得に関心を示しているという。クラウダーは2019-20シーズン途中にメンフィス・グリズリーズからトレードで加入し、先発パワーフォワードとしてNBAファイナル進出に貢献してきた。

 そして現時点で、ヒートがためらわずに放出する可能性があるのはスウイングマンのダンカン・ロビンソンとビッグマンのドウェイン・デッドモンと地元メディアが報じている。

 デッドラインに向けて、ヒートが戦力増強すべく動くかどうかも気になるところだ。