2023.02.08

サンズ戦でも43得点を叩き出したトーマス…3戦連続40得点超を史上最年少で達成

直近の3試合すべてで40得点超を挙げているトーマス[写真]=Getty Images
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 2月8日、ブルックリン・ネッツはホームのバークレイズ・センターでフェニックス・サンズと対戦。112-116で惜しくも試合には敗れてしまったが、連日大量得点を叩き出しているキャム・トーマスがこの日も躍動している。

 スターターを務めたトーマスは試合序盤から積極的にオフェンスを仕掛け、“3点プレー”や高確率のジャンパーなどでネッツをけん引。第4クォーターの残り1分半からは怒涛の勢いで得点を重ね、試合時間残り11.3秒には3点差に迫るレイアップを成功した。

 試合を通じて43得点5リバウンド3アシストをマークしたトーマス。この記録により、彼はリーグ史上最も若く、またネッツで初となる3戦連続で40得点超を達成したプレーヤーとなった。

 これまで最年少記録を保持していたのは、歴代屈指のスコアリングガードとして名をはせたアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)。アイバーソンは1997年4月8日のシカゴ・ブルズ戦を皮切りに5戦連続で40得点超を達成し、なかでも4月13日のクリーブランド・キャバリアーズ戦では50得点を奪う活躍を披露した。

 今シーズンは試合に出られない場面も見られたトーマスだったが、先日に起きたカイリー・アービングのトレード要求を境に覚醒。5日のワシントン・ウィザーズでは44得点、7日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では47得点を挙げるなど、ジャック・ボーンヘッドコーチの期待に応える活躍を続けている。

 これまでも30得点超をマークする試合があり、ポテンシャルを感じさせていたネッツのルーキー。エースの移籍によって実力を示すチャンスを手に入れたが、10日のシカゴ・ブルズ戦でも40得点超を奪うことはできるだろうか。