2023.09.14
2月10日(現地時間9日、日付は以下同)。昨年9月下旬のトレーニングキャンプからフェニックス・サンズと双方合意のうえでチームから離脱し、トレード先を模索していたジェイ・クラウダーの所属先が決まった。
サンズは9日にブルックリン・ネッツからケビン・デュラントとTJ・ウォーレンを獲得し、その見返りにミケル・ブリッジズ、キャメロン・ジョンソン、クラウダー、ドラフト1巡目指名権4本(2023、2025、2027、2029年/いずれもプロテクトなし)、2028年のドラフト2巡目指名権の交換権を放出。
そして翌10日のデッドラインに、ミルウォーキー・バックス、インディアナ・ペイサーズ、ネッツによる3チーム間トレードが成立し、クラウダーはバックス入りとなった。このトレードの詳細は下記のとおり。
■バックス獲得
ジェイ・クラウダー(←ネッツ)
The Milwaukee Bucks have acquired Jae Crowder. https://t.co/lq9LLKZL1S
— Milwaukee Bucks (@Bucks) February 10, 2023
■ペイサーズ獲得
ジョージ・ヒル(←バックス)
サージ・イバカ(←バックス)
ジョーダン・ウォーラ(←バックス)
将来のドラフト2巡目指名権3本(←バックス)
金銭(←ネッツ)
■ネッツ獲得
2028、2029年のドラフト2巡目指名権(←バックス)
ホアン・パブロ・バレットのドラフト権(←ペイサーズ)
ようやく所属先が決まったクラウダーは「さぁ働く時間がやってきた!」とツイート。そしてウィスコンシン州ミルウォーキーにあるマーケット大学出身の男は「ホームに戻ってくることができてうれしい」と喜びも綴っていた。
198センチ106キロのクラウダーは、思い切りのいい3ポイントシュートと複数のポジションをガード可能なディフェンス力を持つ“3&D”として知られる32歳のベテランフォワード。バックスとはサンズ時代の2021年にNBAファイナルで対戦しており、プレーオフ経験も豊富なタフガイ。
バックスは9日終了時点でイースタン・カンファレンス2位の37勝17敗。このチームにはヤニス・アデトクンボ、ドリュー・ホリデー、クリス・ミドルトンというビッグ3がいるほか、ブルック・ロペス、ボビー・ポーティス、ジョー・イングルズ、ジェボン・カーター、パット・カナトン、ウェスリー・マシューズが脇を固めるチーム。
2020-21シーズンの覇者バックスは、今シーズンも優勝候補の一角で、戦力が充実している。シーズン途中の加入ではあるものの、クラウダーは主にベンチから両フォワードをこなす選手として活躍が期待されている。
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