2023.02.20

NBAオールスターゲーム2023はチーム・ヤニスの勝利…テイタムが史上最多55得点でMVPに

大車輪の活躍でオールスターMVPに選ばれたテイタム[写真]=Getty Images
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 2月20日(現地時間19日)、ユタ州ソルトレイクシティで開催されている「NBAオールスター2023」は最終日を迎え、「チーム・レブロン」と「チーム・ヤニス」がオールスターゲームで対戦した。

 レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がキャプテンを務める「チーム・レブロン」は、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、カイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)、ルカ・ドンチッチ(マブス)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)がスターターに名を連ねた。

 一方、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が率いる「チーム・ヤニス」は、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)、ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)、ラウリ・マルッカネン(ユタ・ジャズ)が先発を務めた。

史上最多となる19回目のオールスターゲーム出場を果たしたレブロン[写真]=Getty Images

 アデトクンボのダンクで幕を開けたオールスターゲーム。そのアデトクンボは右手首を負傷しているため、直後にベンチへ下がり、キャプテンとしてチームを見守った。一方のチーム・レブロンは、アービングのアシストからレブロンのジャンプシュートで初得点を挙げる。中盤にはレブロンがバックボードを使って1人アリウープダンクを披露すると、テイタムも同じダンクシュートをやり返すなど、オールスターらしい派手な試合展開に。第1クォーターは両チーム譲らず、46-46の同点で終えた。

 得点がリセットされて始まった第2クォーター、モラントやレブロンなど両チームの選手たちが豪快なダンクを決め合う。終盤にはチーム・ヤニスのミッチェルが得点を伸ばし始めると、チーム・レブロンはエンビードとアービングが応戦し、リードチェンジを繰り返す見応えのある攻防に。しかし、残り1分を切って、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)の連続3ポイントでチーム・ヤニスが突き放し、53-46で勝利した。

昨シーズンまでユタ・ジャズのエースを務めていたミッチェルも存在感を発揮[写真]=Getty Images

 ハーフタイムを終え、再び0-0で第3クォーターがスタートすると、ミッチェルとテイタムが3ポイントを立て続けに沈め、チーム・ヤニスが得点を量産。チーム・レブロンはポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)、エンビード、アービングらの得点で食らいつくも、今度はリラードがハーフコートショットを決めるなど、チーム・ヤニスの長距離砲が止まらない。終盤にはセルティックスでチームメートのテイタムとジェイレン・ブラウンが1対1で対戦。互いに3ポイントを決め合うなど、白熱したプレーを見せ、59-49でチーム・ヤニスが勝利した。

 158-141とチーム・ヤニスがリードして迎えた第4クォーターでは、ターゲットスコアの182に先に到達したチームが勝利となる。テイタムはここでもシュートを決め続け、2017年にアンソニー・デイビス(レイカーズ)が記録した52得点のオールスターゲーム最多得点を更新。チーム・レブロンもブラウンの得点で追い上げを見せるが、最後はリラードの3ポイントが決まり、184-175でチーム・ヤニスが勝利を飾った。

テイタムとの1対1や豪快なダンクで観客を湧かせたブラウン[写真]=Getty Images

 チーム・レブロンは、ブラウンが35得点14リバウンド、アービングが32得点15アシスト、エンビードが32得点、タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)が18得点をマークすると、キャプテンのレブロンは前半だけの出場で13得点を挙げた。

 勝利したチーム・ヤニスからは、10本の3ポイントを含む55得点10リバウンドと躍動したテイタムが、自身初となるオールスターMVPに選出された。また、ミッチェルが8本の3ポイントを含む40得点10アシスト、リラードが8本の3ポイントを含む26得点を記録した。

キャプテンとして念願の初勝利を手にしたアデトクンボ[写真]=Getty Images

■試合結果
チーム・レブロン 175-184 チーム・ヤニス
レブロン|46|46|49|34|=175
ヤニス|46|53|59|26|=184

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