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2011年4月、ゴールデンステイト・ウォリアーズにアシスタントジェネラルマネージャーとして入団し、わずか1年後にはGMに昇格したボブ・マイヤーズ。ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンを核に据えたチーム作りで黄金期を築き上げ、これまで4回の優勝に貢献してきた。
サイズの小さい選手をコートに固め、機動力とシュート力で相手を圧倒する“スモールボール”で勝利を量産したウォリアーズ。2012年のドラフトではハリソン・バーンズ(サクラメント・キングス)、グリーンを指名し、2014年にはヘッドコーチにスティーブ・カーを迎えるなど、その慧眼でチームにいくつもの栄光をもたらした。
しかし、先日放送された『95.7 The Game』の番組において、球団を追いかけているモンテ・プール氏が「マイヤーズにとって今シーズンが“ラストダンス”になる懸念がある」と発言。敏腕GMがチームを退団する可能性があると話している。
"There is some concern that this could be the last dance…If Bob [Myers] were to leave, I know Steve [Kerr] would be devastated and Steph will be disappointed…Some pressure is on Joe [Lacob] to figure this out."
– @MontePooleNBCS on the #Warriors' future (via @DamonAndRatto)
— 95.7 The Game (@957thegame) February 23, 2023
「もしボブが去ることになれば、スティーブとカリーの両名がひどく落胆することでしょう。ジョー(・レイコブ/球団オーナー)にはこの問題を解決するようにプレッシャーがかかっています」
というのも、マイヤーズGMは今年の7月で現在の契約が終了し、“フリーエージェント”の状態が目前に。現地メディア『The Athletic』はレイコブがマイヤーズに対し2種類の延長契約を持ちかけたと報じたが、交渉は失敗に終わった模様。現地記者のティム・カワカミ氏は『95.7 The Game』の番組内で、マイヤーズGMが幹部内で最も給料を得るにふさわしいとコメントしている。
「マイヤーズは戻ってくると思う。彼がこのフランチャイズのためにやってきたことを考えると、彼は最もサラリーの高い幹部になるべきだ。ひょっとすると、ウォリアーズという組織のなかで彼はステフィン・カリーより重要な人物と言えるのかもしれない」
『Sports Illustrated』によると、マイヤーズがウォリアーズを去った場合、ロサンゼルス・クリッパーズ、ニューヨーク・ニックス、フェニックス・サンズ、ワシントン・ウィザーズが獲得に走る可能性があるようだ。
ウォリアーズを常勝軍団に進化させ、選手やヘッドコーチらとともに球団の中核を担ってきたマイヤーズ。彼の動向次第では、チームの行く先に大きな影響が発生しそうだ。
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