2023.04.14

NBAコーチ協会の年間最優秀コーチ賞にキングスのマイク・ブラウンHCが選出

キングスをプレーオフへ導いたブラウンHC[写真]=Getty Images
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 4月14日(現地時間13日、日付は以下同)。NBAコーチ協会は、2022-23シーズンの年間最優秀コーチ賞に、サクラメント・キングスマイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)が選ばれたことを発表した。

 NBAコーチ協会による年間最優秀コーチ賞は、NBAの全30チームのHCたちによる投票で決定するもので、今シーズンはブラウンHCのほか、ミルウォーキー・バックスのマイク・ブーデンホルザーHC、オクラホマシティ・サンダーのマーク・デイグノートHC、ボストン・セルティックスのジョー・マズーラHC、ニューヨーク・ニックスのトム・シボドーHCが票を獲得。

 ブラウンHCはこれまでクリーブランド・キャバリアーズ、ロサンゼルス・レイカーズで指揮を執った経験があり、2016-17から2021-22までの6シーズンはゴールデンステイト・ウォリアーズのアシスタントコーチを務め、スティーブ・カーHCの下で3度の優勝を経験している。

 そして今シーズンからキングスの指揮官へ就任すると、昨シーズンにウェスタン・カンファレンス12位の30勝52敗に終わったチームを48勝34敗まで引き上げ、ウェスト3位でプレーオフへと導いた。

 16シーズン連続で負け越していたキングスは、北米4大スポーツ史上最長となる16年連続のプレーオフ不出場という不名誉な記録に終止符を打ち、2006年以来初のプレーオフ進出を飾っただけでなく、2002-03シーズン(59勝23敗)以来初となるパシフィック・ディビジョン制覇も達成。

 ブラウンHCが指揮を執った今シーズンのキングスは、リーグベストの平均120.7得点、オフェンシブ・レーティングでも堂々トップの118.6をたたき出した。『ESPN Stats & Info』によると、この平均得点は1983-84シーズンのデンバー・ナゲッツ(123.7得点)以来最多で、レーティングは1996-97シーズンからプレー・バイ・プレーの統計をスタートさせてから歴代最多と、驚異的なオフェンシブチームとしてリーグを席巻した。

 なお、メディアと放送関係者の投票で選出されるNBAの年間最優秀コーチ賞は、プレーオフ期間中に発表されることとなる。