2023.03.31

3ポイント成功数でNBA新人記録を塗り替えたキングスのキーガン・マレーが家族に感謝

3ポイント成功数で新人最多記録を塗り替えたマレー[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 サクラメント・キングスは、3月30日(現地時間29日、日付は以下同)にポートランド・トレイルブレイザーズに120-80で快勝し、2006年以来初、実に17年ぶりのプレーオフ進出を決めた。

 そして第3クォーター残り6分44秒。ディアロン・フォックスのアシストで、左ウイングから放ったキーガン・マレーの長距離砲がリングへ綺麗に吸い込まれた。

 昨年のドラフト1巡目4位でキングスから指名された203センチ97キロの新人フォワードは、これで今シーズン188本目の3ポイントシュートを決め切った。2017-18シーズンにユタ・ジャズのドノバン・ミッチェル(現クリーブランド・キャバリアーズ)が樹立した新人最多3ポイントシュート成功数(187本)を抜き、NBA新記録を塗り替えた。

「父さんと兄弟と一緒に、僕はジムで長い時間をかけてやってきた。これはあの2人が僕の人生へもたらしてきたことを示すものになったと思う。彼らがこの一部になれたことがすごくうれしい」

 試合後にそう語ったマレーは、ここまで74試合(うち先発は72試合)に出場して平均29.7分11.9得点4.6リバウンド1.2アシストをマーク。3ポイントシュートは成功率40.7パーセント、平均2.5本成功と、ロングレンジから見事にリングを射抜いている。

 そんな新人フォワードについて、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)はこのように称えていた。

「(NBAという)最高のレベルで、どんな形であろうと記録を塗り替えたのだから、間違いなく素晴らしいこと。私はキーガンがシーズンを通してずっとプレーし、どれほど一生懸命やっているのかを見てきた。それはもう見事な妙技だったよ。これは決して当たり前に起こることではない」

 プレーオフチームでフォックス、ケビン・ハーターハリソン・バーンズドマンタス・サボニスとともにスターターの一角を務める新人マレーは、3ポイントシュート成功数でNBA新記録を樹立したのだから、レギュラーシーズン終了後にオールルーキーファーストチームへ名を連ねることだろう。

 そしてプレーオフという大舞台でも、物怖じせずに堂々と戦い、持ち味である得点力を発揮してほしいところだ。

キーガン・マレーの関連記事