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4月11日(現地時間10日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツは、スティーブン・サイラスHC(ヘッドコーチ)の2023-24シーズンにおけるオプションを行使しないことを発表し、決別することとなった。
これまでクリーブランド・キャバリアーズやゴールデンステイト・ウォリアーズなどでアシスタントコーチ(AC)を務めてきたサイラスは、2020-21シーズンからロケッツの指揮官へ就任。
もっとも、チームはジェームズ・ハーデンやPJ・タッカー(いずれも現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)をトレードで放出し、今年2月にはエリック・ゴードンをロサンゼルス・クリッパーズへトレードするなど再建を進め、今シーズンはジェイレン・グリーンやケビン・ポーターJr.、アルペレン・シェングンらを軸にして戦ってきた。
ロケッツは過去2シーズン連続でウェスタン・カンファレンス最下位となる15位に低迷。今シーズンはウェスト14位ながら、15位のサンアントニオ・スパーズと同率の22勝60敗(勝率26.8パーセント)に終わっていた。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、サイラスの後任候補として浮上しているのは昨シーズンにボストン・セルティックスを指揮したイメ・ユドーカ、ゴールデンステイト・ウォリアーズのケニー・アトキンソンAC、元ロサンゼルス・レイカーズ指揮官のフランク・ボーゲル、トロント・ラプターズと決別した場合はニック・ナースHCだという。
13日にはロケッツがウォリアーズのアトキンソンAC、フェニックス・サンズのケビン・ヤングACと面談をする許可を得たと報道。14日には、地元メディア『HOUSTON CHRONICLE』がフィラデルフィア・セブンティシクサーズACのサム・カセールも後任候補に入っていると報道。
ガードとしてNBAで15年プレーしてきたカセールは、最初の3年間をロケッツへ所属し、アキーム・オラジュワンやロバート・オーリー(いずれも元ロケッツほか)らとともに、1994、1995年の2連覇に大きく貢献した実績がある。
今後NBAでは今シーズンのチャンピオンシップ獲得をかけたプレーオフが進む傍ら、5月17日にドラフトの指名順位を決める抽選会(ロッタリー)、6月23日にはドラフトが控えている。