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2022-23レギュラーシーズン終了から一夜明けた4月11日(現地時間10日、日付は以下同)。デトロイト・ピストンズは、ドウェイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)がフロントオフィスで新たな役割を務めることを発表した。
今シーズンのピストンズは、17勝65敗(勝率20.7パーセント)でイースタン・カンファレンスならびにリーグワーストと低迷。ベテランフォワードのボーヤン・ボグダノビッチや新人ガードのジェイデン・アイビーらが奮戦も、2年目のケイド・カニングハムが左脛の手術を受けたことでわずか12試合の出場に終わり、厳しい戦いをしいられた。
ケイシーはトロント・ラプターズから2018年5月に解雇後、翌2018-19シーズンにピストンズの指揮官へ就任。そのシーズンこそプレーオフへ導いたものの、ここ4シーズンは連続して勝率3割前後に終わっていた。
今後ケイシーは、トロイ・ウィーバーGM(ゼネラルマネージャー)の下、新たな指揮官を選定していくこととなる。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、ケイシーの後任候補にはミルウォーキー・バックスでアシスタントコーチ(AC)を務めるチャールズ・リー、ラプターズACのエイドリアン・グリフィン、マイアミ・ヒートACのクリス・クイン、昨シーズンにボストン・セルティックスで指揮を執ったイメ・ユドーカが含まれているという。
15日になって、ピストンズはバックスからリーACと面談する許可を得たと同記者が報じており、次期指揮官の筆頭候補になっているという。また、同日には『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者がNBAキャリア13年を誇り、元コネチカット大学のコーチでもあるケビン・オリーとも面談する予定と報じ、ヒートからクインACと面談する許可を得たと『Bleacher Report』のクリス・ヘインズ記者が報じている。
プレーオフへ進出できなかったチームにとっては、6月23日のドラフトや今夏のフリーエージェント(FA)戦線、そして現状のチームへメスを入れる機会となっており、すでに来シーズン以降に向けた動きを見せている。
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