2023.05.21

ヒートに2連敗を喫したセルティックス…テイタムが「流れを変えてしまった」プレーを語る

最終クォーターでショットを決められずにいるテイタム[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 ボストン・セルティックスマイアミ・ヒートによる「NBAプレーオフ2023」のイースタン・カンファレンス・ファイナルは、2試合を終えてヒートが敵地TDガーデンで2連勝という、思わぬ展開となった。

 ヒートではジミー・バトラーがシリーズ平均31.0得点6.5リバウンド6.5アシスト4.5スティール1.0ブロックと驚異的な活躍。さらにバム・アデバヨが同21.0得点12.5リバウンド7.0アシスト、ケイレブ・マーティンが同20.0得点4.0リバウンド1.5スティール1.0ブロック、マックス・ストゥルースが同13.0得点、ゲイブ・ビンセントが同12.0得点1.5スティールと続いている。

 一方、ホームで2連敗を喫したセルティックスではジェイソン・テイタムが両チームトップの平均32.0得点に10.0リバウンド4.5アシスト、ジェイレン・ブラウンが同19.0得点6.5リバウンド4.0アシスト。さらに4選手がシリーズ平均2ケタ得点をマーク。

 だがテイタムは初戦の第4クォーターでフィールドゴール試投数ゼロでフリースロー6本のみの6得点。続く第2戦ではフリースロー5本こそすべて成功も、3ポイントシュート3本はいずれもミスと、2戦連続で最終クォーターにフィールドゴールを決め切ることができていない。

 セルティックスとヒートによるシリーズは、会場をTDガーデンからフロリダ州マイアミのカセヤ・センターに移して22日に第3戦が行われる。

 ブラウンは「僕らは落ち着かなきゃいけない。何度か加速してしまったと思う。あとはバスケットボールをしっかりプレーすること。こういう瞬間でこそ、僕らは活気づいてきたんだ。僕らはまるで自分たちをゲームから離してしまったようなものだった」とコメント。

 そしてテイタムは「僕らはうまく遂行しなきゃならない。両試合とも、僕らは2ケタのリードを手にしていたのに、ターンオーバーやオフェンシブ・リバウンドからのスリーで流れが変わってしまった」と口にし、こう続けていた。

「僕らはこういう場面で立ち上がってきた。そうしたところでもっといい仕事をしないといけないんだ。そういう状況では、ああいったプレーがウィニングプレーになる」

 セルティックスとヒートのシリーズは2戦を終えたばかり。だがセルティックスがここから挽回するためには、プレーオフに入ってからホーム5戦無敗のヒートを敵地で破ることが必須となるだけに、次戦へ臨むセルティックスに注目だ。

ジェイソン・テイタムの関連記事