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6月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズは、翌30日の締め切りを前に、チームオプションとなっていた来シーズンのエリック・ゴードンの契約を拒否してウェイブ(保有権を放棄)したと『ESPN』が報じた。
ゴードンは2023-24シーズンに約2092万ドル(約30億1248万円)を受け取ることになっていたのだが、チームオプションだったことで破棄となり、制限なしフリーエージェント(FA)として今夏を迎えることに。
34歳のゴードンは、190センチ97キロのベテランガード。今年2月に成立した3チーム間トレードで、ヒューストン・ロケッツからクリッパーズへ移籍。2008年のドラフト1巡目7位で指名され、NBAキャリア最初の3シーズンを過ごした“古巣”へ復帰した男は、22試合に出場して平均24.9分11.0得点1.7リバウンド2.1アシストに3ポイントシュート成功率42.3パーセント(平均2.1本成功)をマーク。
ウェスタン・カンファレンス5位の44勝38敗でレギュラーシーズンを終えたクリッパーズは、第5シードとして「NBAプレーオフ2023」へ出場。だがフェニックス・サンズとのファーストラウンドではポール・ジョージが全休、カワイ・レナードも第3戦から戦線離脱と、ケガのため2枚看板を欠いたこともあって1勝4敗でシリーズ敗退。
ラッセル・ウェストブルック、ノーマン・パウエル、テレンス・マン、イビツァ・ズバッツらが奮戦し、ゴードンは5試合で平均29.8分10.2得点1.4リバウンド2.6アシストを残すも、自身6度目のポストシーズンはファーストラウンド敗退に終わった。
クリッパーズではマン、ボーンズ・ハイランドという若手ガード陣が来シーズンにプレータイムを伸ばす可能性があり、バスケットボール運営部代表を務めるローレンス・フランクは制限なしFAとなるウェストブルックを呼び戻したい意向とのこと。
ゴードンはウェイブ後にFAとなり、クリッパーズと再契約して戻ってくる可能性が残されているものの、キャリア16年目となる2023-24シーズンではまた別のチームのユニフォームを着用することになるかもしれない。
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