2023.04.27

「決して諦めなかった」…PO1回戦で敗退したウェストブルック「俺はここが大好きだ」

クリッパーズで戦い抜いたウェストブルック[写真]=Getty Images
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「俺たちは自分たちの原則でやり続けて、戦い続けた。競い合いを続けてきたんだ。決して諦めなかったし、自分たちにチャンスを与えるようにやってきた」

 そう語ったのは、ロサンゼルス・クリッパーズラッセル・ウェストブルック。チームは4月26日(現地時間25日、日付は以下同)に行われたフェニックス・サンズとの「NBAプレーオフ2023」ファーストラウンド第5戦を130-136で落としたことで、1勝4敗で1回戦敗退が決定。

 クリッパーズは右ヒザ捻挫のポール・ジョージがシリーズ全休、さらにカワイ・レナードも右ヒザ負傷のため第3戦から戦線離脱となり、チームは第2戦から4連敗を喫した。

 2枚看板不在のなか、ウェストブルックは第3戦で30得点8リバウンド12アシスト3スティール、第4戦では37得点6リバウンド4アシストと奮闘。第5戦はチーム最長の39分28秒コートに立ち、14得点8リバウンド8アシストを残すも、フィールドゴール成功率16.7パーセント(3/18)で5ターンオーバーと苦しみ、キャリア15年目のシーズンを終えた。

 昨シーズン、ロサンゼルス・レイカーズでプレーオフ進出を逃していたウェストブルックは、今年2月の3チーム間トレードでユタ・ジャズへ移籍後、契約のバイアウトを経てクリッパーズ入り。

「(クリッパーズ入りという)今回の決断は、おそらく俺のキャリアのなかでも初めて下すことができた決断だったかもしれない。1つ言えるのは、俺はここが大好きだということ。ここの人たち、それにファンのみんなは俺のことだけでなく家族や親しい友人たちのことも受け入れてくれた。(今シーズンは)たくさんのことがあったけど、俺は感謝している。それに俺は間違いなくここが大好きだ」

 シリーズ敗退後、ウェストブルックはクリッパーズへの思いをそう語っていた。チームはレナードとジョージを筆頭に、ノーマン・パウエルマーカス・モリスSr.、イビツァ・ズバッツニコラ・バトゥームロバート・コビントンテレンス・マンといった多くの選手たちが来シーズンも契約下にいる。

 その一方で、今シーズン途中にクリッパーズ入りしたエリック・ゴードンは来シーズンの契約がチームオプション、ウェストブルックとメイソン・プラムリーが制限なしフリーエージェント(FA)となる。

 34歳ながら、今年のプレーオフでもアグレッシブなプレーでインパクトを残したウェストブルックが、今夏どんな決断を下すのかは気になるところだ。