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NBAでは、ドラフトされる前に身体測定を行う「ドラフトコンバイン」に参加する必要がある。通常の身体測定同様、身長や体重を測る上、両手を伸ばした長さであるウィングスパンの長さやジャンプ力の高さ、足の速さや筋力までもが測定される。
世界トップレベルの選手たちが集まる身体測定では逸話も多く存在し、直近ではビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)の公式身長が222.25センチ(7フィート3.5インチ)と、日常生活ではまず出会わないレベルの高身長を記録していた。
今回、アメリカメディア「Basketball Forever」で報じられたのは、ヒューストン・ロケッツに所属するトルコ人センターのアルペラン・シェングンの公式身長についてである。2021年にドラフト1巡目16位で指名された彼は、その時点では205.7センチ(6フィート9インチ)だったのだが、直近で測りなおしたところ210.8センチ(6フィート11インチ)と5センチも伸びていた。
もちろん、身近な人で20歳を超えてからも身長が伸び続ける人はいるだろう。また、NBAでは2019-20シーズンに身長の計測方法が変わり、これまでシューズ込みで計測していたところを裸足での計測となったことで公式身長が変わった選手も多くいる。しかし、2021年にロケッツに入団したシェングンにそれは関係のない話であり、19歳でドラフトされてから約2年の間に5センチも伸びるというのは驚くべきことである。
日頃からNBAを観ているファンは2メートル越えの選手を多く見ており、単純な数字を見ればありふれた身長かもしれないが、その伸びに注目すると見え方が変わり、意外な面白さがあるのではないだろうか。
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