2023.07.16

レブロンが再び背番号『23』を着用へ…ビル・ラッセルに敬意を表して『6』から変更

背番号『23』を再び着用するレブロン[写真]=Getty Images
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 7月16日(現地時間15日)、現地メディアのESPNはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が背番号を『6番』から『23番』に変更することを伝えた。

 レブロンの長年の友人で代理人を務める『Klutch Sports Group』のリッチ・ポールは、「彼はビル・ラッセルへの敬意からその選択をした」とESPNに語った。

 ボストン・セルティックスのセンターとして背番号『6』を着用していたラッセルは、キャリア13シーズンで8連覇を含む計11度の優勝、12度のオールスターに11度のオールNBAチーム選出、5度のシーズンMVPと、申し分ない功績を残した。また、活動家として人種差別に立ち向かった先駆者でもあり、リーグ史上初の黒人ヘッドコーチを務めるなど、アフリカ系アメリカ人の地位向上にも貢献した。

 2022年の夏、ラッセルは88歳で他界すると、リーグは背番号『6』をNBA全30チームで永久欠番にすることを発表。昨年の8月時点ですでに6番を着用している選手、ならびに6番の着用を申請済みの選手については適用除外となり、今後は選手たちがどのチームでも背番号6を着用できなくなるという形を取っていた。

スポーツ選手としても活動家としても功績を残したビル・ラッセル(写真は2016年のもの)[写真]=Getty Images

 同9月のトレーニングキャンプ開始時にレブロンは、「これほどの象徴を失うことは、我々全員にとって悲痛な思いだった。今シーズン、彼に敬意を表して背番号6番を着ていくつもりだ。それは私にとって大きな意味がある」と語っていたが、キャリア21年目にはレジェンドに敬意を表して、背番号を23番に戻すこととなった。

 これまでレブロンは、クリーブランド・キャバリアーズに所属した計11シーズン、レイカーズでの最初の3シーズンに23番を着用。一方、アメリカ代表としての国際試合や、マイアミ・ヒート(マイケル・ジョーダンに敬意を表して23番を永久欠番)でプレーした4シーズン、レイカーズでの直近2シーズンは6番を使用していた。

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