ロサンゼルス・レイカーズのバスケットボール運営部副代表兼GM（ゼネラルマネージャー）のロブ・ペリンカとダービン・ハムHC（ヘッドコーチ）が、2023－24シーズンに向けて、9月29日（現地時間28日、日付は以下同）に記者会見を行なった。

　今シーズンのレイカーズは、2020年以来4年ぶり、フランチャイズ史上18度目のリーグ制覇を達成すべく、今夏に積極果敢な動きを見せて豪華戦力を形成することに成功。

　制限なしFA（フリーエージェント）のディアンジェロ・ラッセル、制限付きFAのオースティン・リーブス、八村塁と再契約を結んだほか、アンソニー・デイビス、ジャレッド・バンダービルトと延長契約を締結した。

　さらに、クリスチャン・ウッド、ゲイブ・ビンセント、トーリアン・プリンス、キャメロン・レディッシュ、ジャクソン・ヘイズとも契約しており、「NBAプレーオフ2023」でカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったチームの主力の大部分を残しつつ、即戦力を複数獲得したことで選手層が厚みを増した。

　キャリア21年目のレブロン・ジェームズ、12年目のデイビスが絶対的な中心ではあるものの、彼らの周囲に魅力的な選手たちがそろったと言えるだろう。

　そうしたなか、ペリンカGMは今年1月にワシントン・ウィザーズからトレードで加入し、プレーオフでは主にシックスマンとして平均24.3分12.2得点3.6リバウンドの活躍を見せた八村について、このように話していた。

「トレードでここへやって来てから、塁はまるで個人的に復活を遂げたように思う。選手として生き返ったんだ。このオフシーズン、彼は本当に、ものすごい練習をこなしていた。ほとんどの時間でレブロンとトレーニングしていたよ。彼はそうすることを狙っていたんだと思う。コーチングスタッフ、フロントオフィスが見ている前で、彼はここ数日で個人的な練習をしていて、自信に満ちあふれているし、ものすごく高いレベルでプレーしている」

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— Rui “Louis” Hachimura 八村 塁 (@rui_8mura) September 29, 2023

「彼の持つ強さと運動能力はまるで一段階違うレベルに上がったように見える。彼はプレーオフで40.0パーセント以上の（3ポイントシュート）成功率を残していて、一貫性があり、エリートなシューターだ。今の彼はまさに飛躍の時を迎え、その勢いを続けようとしている。最高の年を送るために練習してきたんだ」

　レブロンはNBAのスーパースターで、世界のアスリートのなかでも絶大な影響力を誇るバスケットボールプレーヤーの1人。そのレブロンと時間をともにしたことで、八村はプレー面だけでなく、メンタル面などさまざまな部分で大きな影響を受けたことだろう。

　25歳の日本人フォワードは、今シーズンでレイカーズ在籍2年目、NBAキャリア5年目を迎える。その八村が所属するレイカーズは、10月4日からトレーニングキャンプが幕を開ける。