2023.10.31

「僕はそこが好きですね」…3試合を終えた渡邊雄太が語った新天地サンズの特徴とは?

サンズでローテーションの一角を務める渡邊[写真]=Getty Images
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 10月31日(現地時間30日、日付は以下同)。フェニックス・サンズはチーム練習をこなし、その後フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)、ケビン・デュラント渡邊雄太がメディア対応をこなした。

 デュラント、デビン・ブッカーブラッドリー・ビールというビッグ3体制で迎えた今シーズン。サンズはデュラントこそ3試合すべてに出場しているものの、ブッカーは初戦こそ出場も、左足の痛みのため2戦連続欠場中で、新加入のビールは腰の張りのためサンズデビューできていない。

 そうしたなか、デュラントが平均27.7得点8.7リバウンド4.0アシスト1.0ブロックでチームをけん引。さらにベテランのエリック・ゴードンが同15.3得点2.7リバウンド1.7アシスト、ジョシュ・オコーギーが同11.3得点4.7リバウンド1.3アシスト、ユスフ・ヌルキッチが同9.3得点10.0リバウンド4.0アシスト1.7スティール、ジョーダン・グッドウィンが同9.3得点5.0リバウンド3.3アシスト1.3スティールを残し、チームは2勝1敗で勝ち越している。

 渡邊は3試合で平均17.7分6.0得点3.0リバウンドに3ポイントシュート成功率44.4パーセント(平均1.3本成功)を記録。プレータイムと得点、平均3ポイントシュート成功数は自己最高ペースとなっている。

 29日のユタ・ジャズ戦で、渡邊は20分32秒プレーして7得点4リバウンド2スティール1ブロックをマーク。チームはデュラントが7本、ヌルキッチが6本、グッドウィンが5本を記録するなど今シーズン最多の31アシストを残し、126-104で快勝。

 渡邊はジャズ戦でデュラントを中心とした布陣でサンズがどのように向上しているかをこう話していた。

「信頼ですね。数日前、彼(デュラント)は最高のパスをしてくれました。相手(ジャズ)が彼にダブルチームしてくることは分かっていたので、僕らは試合終盤にスペースを広げようとしました。そこでKD(デュラントの愛称)が素晴らしい仕事をしてくれました」

「僕たちはオープンな選手を見つけました。あまりシュートは決まりませんでしたが、すごくいいショットを打てましたし、そのうちいくつか決まりました。それがこのチームを良くしています」

 今後サンズは11月1日、3日にホームでサンアントニオ・スパーズ戦が組まれており、5日からアウェー3連戦へ臨むこととなる。渡邊はフェニックスに滞在している両親について語りつつ、「ベンチにいるみんな、コートにいるみんなが互いによく話しています。僕はそこが好きですね」と、チームメートと良好な関係を構築していると話していた。

 サンズの一員としてローテーションの一角を務める渡邊の今後の活躍にも、大いに期待したいところだ。

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