2023.12.08

右足の炎症で3~4週間の離脱と報じられたブルズのザック・ラビーンが現状を語る

ブルズで主軸を務めるラビーン[写真]=Getty Images
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 今シーズン開幕から黒星先行のシカゴ・ブルズは、12月7日(現地時間6日、日付は以下同)にザック・ラビーンが右足の炎症のため3~4週間の欠場が報じられた。

 ラビーンはデマー・デローザン(平均21.9得点)に次ぐチーム2位の平均21.0得点に4.9リバウンド3.4アシストを誇る得点源。だが11月29日のボストン・セルティックス戦を最後に3戦連続で欠場しており、さらに離脱することに。

 だがブルズはラビーンに代えてアレックス・カルーソを先発起用すると、今月1日のミルウォーキー・バックス戦から今シーズン最長の3連勝。今シーズンの戦績をイースタン・カンファレンス12位の8勝14敗とした。

 開幕から不振が続いたこともあり、ラビーンにはトレードの噂が流れていたのだが、オールスター選出2度を誇る28歳のガードは8日にチームの練習施設で現状をこう口にしていた。

「僕のことを知っている人たちなら、自分がどんな状況であろうとプレーしようとすると分かっている。これ(ケガ)はコート外のこととは関係ないし、コート外で起きていることはすべてが憶測なんだ」

 在籍7年目をプレーするラビーンは、公の場でトレードを志願したわけではなく、あくまで現地記者が報じたものだと主張。そしてこうも話していた。

「ある人たちが勝手に作り上げるストーリーを見るのは面白いね。文句を言っても仕方ないことさ。僕はユニフォームを身にまとう時はいつだって、シカゴのために一生懸命プレーする。復帰したら、それを続けていくさ」

 ブルズは8日を終えた時点でイースト12位。首位のボストン・セルティックス(15勝5敗)とは8.0ゲーム離れているとはいえ、プレーオフ出場圏内にいる6位のニューヨーク・ニックス(12勝8敗)とは5.0ゲーム差、プレーイン・トーナメントの最終スポットにいる10位のアトランタ・ホークス(9勝11敗)とは2.0ゲーム差のため、ここから順位を上げていくことは十分可能だろう。

「今はなんとか100パーセントの状態に戻れるようにして、みんなを助けて今シーズンを締めくくりたいんだ」と語ったラビーンが、ブルズの巻き返しのカギを握る選手であることに変わりはない。

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