2024.01.23

パスカル・シアカム獲得のペイサーズ…バディ・ヒールドらを材料にさらなるトレードを模索か

ペイサーズは先発シューターのヒールド(中央)も交渉材料に?[写真]=Getty Images
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 1月18日(現地時間17日)、トロント・ラプターズとニューオーリンズ・ペリカンズを含めた3チーム間トレードを成立させたインディアナ・ペイサーズ。チームは平均アシスト数でトップを走るタイリース・ハリバートンの新しい相棒として、2度のオールスター選出を誇るパスカル・シアカムを獲得した。

 そして、ペイサーズはさらなるトレードも狙っている模様。NBAインサイダーのブレット・シーゲル記者によると、球団は敏腕シューターのバディ・ヒールドをトレード可能な状態にしているという。

 2016年のNBAドラフト、全体6位指名でニューオーリンズ・ペリカンズへ入団したヒールド。初年度の後半からトレードでサクラメント・キングスへ移籍すると、持ち前のアウトサイドシュートも調子を取り戻し、2020年の3ポイントコンテストでは優勝を手にするまでに成長した。

 ペイサーズでの2年目を迎えた昨シーズン、ヒールドは1試合平均16.8得点5.0リバウンド2.8アシストに加え、3ポイントシュート成功率は42.5パーセントとシューターの役割を全う。しかし今シーズンは同13.0得点3.3リバウンド2.7アシストと主要3部門の数字が減少しており、3ポイント成功率も4割を切るなど、やや調子を落としているように見られる。

 また、ペイサーズはアスレチックフォワードのオビ・トッピン、若手ビッグマンのジェイレン・スミスのトレードも模索している模様。一方でチーム一筋9年目のマイルズ・ターナー、ウイングのベネディクト・マサリン、新人のジェレス・ウォーカーは交渉のテーブルに置いていないようだ。

 新たな先発の一角にシアカムを据え、攻防両面の厚みが増したペイサーズ。現在もトレードに積極的な姿勢を貫いている同チームには、トレードデッドラインまで注視しておく必要があるだろう。

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