2024.01.29

リーグ最下位のピストンズがウェスト首位サンダーを撃破…2年目のデューレンが大暴れ

2年目のビッグマンが勝利の立役者となった[写真]=Getty Images
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 1月29日(現地時間28日、日付は以下同)。デトロイト・ピストンズはホームのリトルシーザーズ・アリーナでオクラホマシティ・サンダーを迎えた。

 リーグワーストの5勝40敗に沈むピストンズは、2連戦の2日目ということもあり、チームトップの平均22.8得点7.4アシストを残すケイド・カニングハムをケガの管理のため欠いたロスターで、ウェスタン・カンファレンス首位の32勝13敗を誇るサンダーと戦い、120-104で下す大金星を手にした。

 この日の主役はキャリア2年目のジェイレン・デューレン。208センチ113キロの若手ビッグマン(20歳と71日)はフィールドゴール成功率69.2パーセント(9/13)、フリースロー成功率80.0パーセント(4/5)と高確率にショットを沈めつつ、オフェンシブ・リバウンドだけで9本も奪うなど大暴れ。

 ピストンズではジェイデン・アイビーが19得点8リバウンド6アシスト、ボーヤン・ボグダノビッチが17得点を残したとはいえ、22得点21リバウンド6アシストに1ブロックでペイントエリアに陣取ったデューレンの大活躍なしに勝利はなかったと言っていい。

 リバウンドに加えてアシストでも自己最高をたたき出したデューレンは「僕は6アシストも残したんだ。試合の途中で20-20は残せると確信していたよ。ゲームはものすごくスローダウンしていた」とこの日の勝利を喜んだ。

 ピストンズの選手で1試合に20得点20リバウンド超えをマークしたのは2020年2月1日のアンドレ・ドラモンド(現シカゴ・ブルズ)以来初。しかも30分35秒のプレータイムで20&20をクリアしたのだから驚きだ。

 『StatMuse』によると、31分以下の出場時間で20得点20リバウンド5アシスト以上をマークしたのは1967年のウィリス・リード(元ニューヨーク・ニックス)、1976年のビル・ウォルトン(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)のみ。サンダー戦のデューレンは、2人の殿堂入りビッグマンに並ぶ快記録を残したと言えるだろう。

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