2024.04.18

NBAが賭博規則違反のジョンテイ・ポーターを永久追放…機密情報の漏えいなど「最も厳しい処分」

NBAから永久追放されたジョンテイ・ポーター[写真]=Getty Images
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 NBAは4月18日、賭博規定違反の疑いがかけられていたトロント・ラプターズのジョンテイ・ポーターを、リーグから永久追放したと発表した。

 NBA通算37試合に出場した実績を持つ24歳のポーターは、ケガや病気を理由にプレータイムが極端に制限された試合において、自身のプロップベット(得点やリバウンド、3ポイント成功数などのスタッツに対する賭け)に不正に関わった疑いが浮上。数カ月間にわたりポーターを調査していたNBAは、今回厳罰を下すことを決定した。

 リーグの発表によると、ポーターは賭博者に自身の健康状態に関する機密情報を漏らしていたことが判明したほか、体調不良を理由にわずか3分のプレータイムで交代するなど、賭博の結果に影響を与える行為を働いていたとのこと。

 また、今年1月から3月にかけて知人の賭博アカウントを利用し、NBAの試合に賭けていたことも判明。自身がプレーした試合には賭けていなかったようだが、自チームの“敗戦”にもベットしていたといい、合計13回、総額5万4094ドル(約834万円)を賭け、勝ち分は総額2万1965ドル(約338万円)あったようだ。

 NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、「NBAの競技の誠実性を保つことは、私たちのファン、チーム、およびスポーツに関わるすべての人にとって最も重要なことです。そのため、ジョンテイ・ポーターの明白な規則違反には、最も厳しい処罰が科されています」とコメント。今後も賭博規則等に関する違反に対しては、「業界全体の関係者と緊密に連携して、リーグとゲームを保護するために継続して努力していきます」と厳しい姿勢で臨むことを示した。