2024.06.05

ファイナル進出を飾ったマブスのニコ・ハリソンGMが複数年の延長契約

就任3年目のハリソンGM[写真]=Getty Images
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 6月5日(現地時間4日、日付は以下同)。ダラス・マーベリックスは、ニコ・ハリソンGM(ゼネラルマネージャー)と複数年の延長契約を結んだことを発表した。

 マブスは5月7日にジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)とも複数年の延長契約を締結。6月7日にスタートするボストン・セルティックスとの「NBAファイナル2024」を前に、GMと指揮官をキープすることに成功した。

 ハリソンは2021年6月末にマブスのGMへ就任。チームは2021-22シーズンにウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がるも、ゴールデンステイト・ウォリアーズの前に1勝4敗で敗退。

 翌2022-23シーズンはウェスト11位の38勝44敗に終わり、プレーオフ連続出場が3シーズンで途絶えるも、シーズン途中にカイリー・アービングをトレードで獲得するなど、巻き返しに向けて着実に動き出していた。

 2022年のウェスト決勝時にマブスへ在籍していたロスターのうち、現在も残っているのはルカ・ドンチッチ、マキシ・クリーバー、ドワイト・パウエル、ジョシュ・グリーン、ケガで欠場していたティム・ハーダウェイJr.のみ。

 その後チームはトレードでカイリー、PJ・ワシントンダニエル・ギャフォードを獲得。ドラフトならびにそれに絡んだトレードでデレック・ライブリー2世、ジェイデン・ハーディ、オリビエ・マクセンス・プロスパーをロスターへ加えた。さらにFA(フリーエージェント)戦線でデリック・ジョーンズJr.、ダンテ・エクサム、マーキーフ・モリス、AJ・ローソンを補強。

 ウェスト5位の50勝32敗でレギュラーシーズンを終えたマブスは、「NBAプレーオフ2024」でウェストを勝ち上がり、2006年、2011年以来、フランチャイズ史上3度目のファイナルへと駆け上がった。

 ハリソンGMが作り上げた今年のマブスが、セルティックスとの頂上決戦で2011年以来のリーグ制覇を達成できるのか。7日から始まるシリーズの行方に注目していきたい。

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