2024.06.01

マブスで7年ぶりにファイナル出場を決めたカイリー「子どもの頃、夢見ていたよ」

カイリーがマブスのリーダー格としてファイナル進出を果たした[写真]=Getty Images
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「楽しんでいたよ。スペシャルなパフォーマンスを見ることができたんだから。ルカがあんなふうに試合をスタートさせると、僕らは倒すことが難しいチームになるのさ」

 ダラス・マーベリックスカイリー・アービングはそう語り、相棒ルカ・ドンチッチのパフォーマンスを称えた。5月31日(現地時間30日、日付は以下同)に行われた「NBAプレーオフ2024」のウェスタン・カンファレンス・ファイナル第5戦で、ドンチッチは36得点10リバウンド5アシスト2スティールの大活躍を見せた。

 マブスはカイリーも第2クォーターにフィールドゴール5本(うち1本は3ポイントシュート)、フリースロー4本をノーミスで決め切って15得点を奪うなど、計36得点に4リバウンド5アシストをマークし、124-103で圧勝したマブスが4勝1敗でミネソタ・ティンバーウルブズを下して「NBAファイナル2024」進出を決めた。

 NBAキャリア13年目のカイリーは32歳のベテランガード。通算7度目となった今年のプレーオフでは、ここまでの17試合で平均40.3分22.8得点3.9リバウンド5.2アシスト1.2スティールを残し、フィールドゴール成功率48.5パーセント、3ポイント成功率42.1パーセント(平均2.6本成功)、フリースロー成功率82.8パーセントと、高精度なショットは健在。

 マブスでもベテランの部類で、リーダー格の1人でもある男にとって、ファイナルへ出場するのはクリーブランド・キャバリアーズ時代の2017年以来で通算4度目のこと。

 そのカイリーにとって今回対戦するボストン・セルティックスは、2017-18、2018-19シーズンに主力としてプレーした古巣で、今も在籍するジェイソン・テイタムジェイレン・ブラウンアル・ホーフォードとは元チームメート。

 相手はレギュラーシーズンにリーグベストの64勝18敗を残し、イースタン・カンファレンスを12勝2敗で勝ち上がった強豪チーム。ウェスト決勝を終えたカイリーは、頂上決戦へ返り咲いたことでこう口にしていた。

「子どもの頃、夢見ていたよ。ファイナルへ勝ち進んで、世界中が見ているなかで最高のチームと対戦できることをね」

 マブスでドンチッチとリーグ最高級のオフェンシブデュオを形成するカイリー。6月7日に幕を開ける今年のファイナルで、古巣相手に戦う男のプレーは必見だ。

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