2024.06.05
5月31日(現地時間30日、日付は以下同)。ダラス・マーベリックス(3勝1敗)とミネソタ・ティンバーウルブズ(1勝3敗)による「NBAプレーオフ2024」ウェスタン・カンファレンス・ファイナル第5戦がターゲット・センターで行われた。
29日の第4戦を100-105で落とし、シリーズ初黒星を喫していたマブスは、ルカ・ドンチッチが第1クォーターから大暴れ。“ロゴスリー”をリングへ突き刺すなどこのクォーターだけでウルブズの総得点(19)を上回る20得点をたたき出す。
続く第2クォーターではドンチッチの相棒カイリー・アービングが15得点を荒稼ぎ。前半を終えてマブスは69-40で2連勝を狙うウルブズを圧倒し、ドンチッチとカイリーだけで計44得点をマーク。
第3クォーターに入り、ウルブズは第4戦でシュートタッチを取り戻したカール・アンソニー・タウンズが両チーム最多の14得点を奪ったこともあり、この12分間を33-28でリード。
最終クォーターでもウルブズは得点面で30-27と上回ったものの、それまでの差は大きく、マブスは最大36点差をつけて最終スコア124-103で快勝。4勝1敗でシリーズを突破し、2011年以来フランチャイズ史上3度目のNBAファイナル進出を決めた。
この日のマブスはドンチッチが36得点10リバウンド5アシスト2スティール、カイリーも36得点4リバウンド5アシストと“バックコートデュオ”が大爆発。さらにPJ・ワシントンが12得点7リバウンド2スティール、ダニエル・ギャフォードが11得点9リバウンド、首の捻挫から復帰したデレック・ライブリー2世が9得点8リバウンド3アシスト3ブロックの活躍で勝利に貢献。
一方のウルブズは、タウンズが28得点12リバウンド、アンソニー・エドワーズも28得点9リバウンド6アシストを残すも、2ケタ得点に達したのはこの2選手のみ。スウィープ敗退こそ回避したものの、1勝4敗でシリーズ敗退となった。
アービン“マジック”ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)の名が冠されたウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVPには、投票者9人全員から得票されたドンチッチが文句なしの選出。
25歳のスーパースターは、シリーズ平均40.1分32.4得点9.6リバウンド8.2アシスト2.2スティールに3ポイントシュート成功率43.4パーセント(平均4.6本成功)という申し分ないパフォーマンスを見せた。
今シーズンのタイトル獲得をかけたマブスとボストン・セルティックスによる「NBAファイナル2024」は、6月7日にセルティックスのホームアリーナ、TDガーデンで幕を開ける。
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