2024.05.29

「楽しみにしていた」ファイナル進出を決めたテイタムがNBA史上5人目の快挙を達成

オールラウンドな活躍を見せたテイタム[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 ボストン・セルティックスは、インディアナ・ペイサーズとの「NBAプレーオフ2024」イースタン・カンファレンス・ファイナルを4戦で終えて「NBAファイナル2024」進出を決めた。

 5月28日(現地時間27日、日付は以下同)のシリーズ第4戦では、セルティックスが同点8度、リードチェンジ15度の激戦を105-102で制した。この試合はジェイレン・ブラウンがゲームハイの29得点に6リバウンド3スティール、ジェイソン・テイタムが26得点13リバウンド8アシスト、ドリュー・ホリデーが17得点9リバウンド、デリック・ホワイトが16得点4リバウンド4アシスト5スティール3ブロックをマーク。

 2022年以来、キャリア2度目の頂上決戦への出場権を手にしたテイタムは「スペシャルなこと。僕らは以前も出たことがあるけど、これは決して当たり前に起こるものじゃない。楽しみにしていたんだ」と口にし、相手のペイサーズについてこう話していた。

「僕らはとんでもないチームと対戦したんだ。だからこそ、ファイナルへ駒を進めることができて、めちゃくちゃありがたく思っているよ」

 イースタン・カンファレンス・ファイナルMVPはブラウンが受賞したものの、テイタムは今年のプレーオフ14試合で平均40.5分26.0得点10.4リバウンド5.9アシスト1.1スティールをマーク。ファイナル進出へ導いた時点で、得点・リバウンド・アシストの主要3部門でチームトップに立った。

 『StatMamba』によると、これまでにこの快挙を達成してきたのは2002年のジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか/現マブス指揮官)、2003年のティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)、2012~2015年のレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、2023年のニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)の4選手のみ。

 さらに、26歳と85日で自身2度目のファイナル進出を決めたテイタムは、プレーオフ通算2600得点に到達。これは26歳以下の選手として、コービー・ブライアント(元レイカーズ)が持つ2694得点に次ぐNBA歴代2位となっている。

 6月7日から幕を開けるファイナルで、テイタムが健康体を維持して毎試合プレーできれば、コービーの記録を塗り替えることができるかもしれない。

ジェイソン・テイタムの関連記事