2024.07.03
ボストン・セルティックスは、リーグベストの64勝18敗でレギュラーシーズンを終え、「NBAプレーオフ2024」ではイースタン・カンファレンスを12勝2敗で勝ち上がり、「NBAファイナル2024」進出を決めた。
このチームにはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンというオールスターデュオがいるのだが、その周囲にもドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、アル・ホーフォードという有能な選手たちがおり、右ふくらはぎの肉離れで“第3の得点源”クリスタプス・ポルジンギスをケガで欠くなかで勝ち続けている。
そうしたなか、5月29日(現地時間28日、日付は以下同)に公開されたポッドキャスト番組“The Pivot Podcast”へ出演したジョシュ・ハート(ニューヨーク・ニックス)は、2021-22シーズン途中からトレードで加わったホワイトの働きを称賛していた。
「僕なら、インパクトを与えているという意味で、デリック・ホワイトを(テイタムよりも)上に置くかな。第4クォーターから延長までの残り6分におけるプレーを見てくれ。彼(ホワイト)はビッグプレーをすべて決めていた。おそらく彼は最もインパクトを与えることができる選手の1人。コート上ですべてをこなせるし、すごくハイレベルにそれをこなすんだ」
優勝候補セルティックスに不可欠な選手として活躍を続けるホワイトは、29歳のコンボガード。今年のプレーオフでは全14試合の出場で平均17.8得点4.1リバウンド4.6アシスト0.9スティール1.3ブロックに3ポイントシュート成功率40.7パーセント(平均3.4本成功)と、オールラウンドな働きが光る。
もっとも、このチームで最も相手チームから警戒されているのはプレーオフ平均26.0得点10.4リバウンド5.9アシスト1.1スティールを誇るテイタム、同25.0得点6.1リバウンド2.6アシスト1.1スティールを残すブラウンなのは間違いない。
ただ、ホワイトは28日に行われたインディアナ・ペイサーズとのカンファレンス・ファイナル第4戦の終盤にシリーズへ決着をつける値千金の3ポイントを沈めるなど、要所でビッグプレーを決めてきた。
ペイサーズとのシリーズでは平均16.8得点4.8リバウンド6.5アシスト2.0スティール2.3ブロックと多方面で活躍しつつ、ターンオーバーはわずか2本(平均0.5本)と、堅実なプレーでも大きく貢献。
7日から幕を開ける頂上決戦で、ホワイトがダラス・マーベリックス相手にどんな働きをすることができるのか。セルティックスが通算18度目のリーグ制覇を果たすためには重要な要素となりそうだ。
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