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「自分のやるべきことをやったんだ」…ニコラ・バトゥームがフランス代表から引退

フランス代表で15年間プレーしてきたバトゥーム[写真]=fiba.basketball
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 8月11日(現地時間10日)。フランス代表パリオリンピックで初の金メダル獲得をかけてアメリカ代表との決勝戦に挑むも、35分以上に渡ってリードを許し、最終スコア87-98で敗れた。

 この日フランスではビクター・ウェンバンヤマがゲームハイの26得点に7リバウンド1スティール、ガーション・ヤブセレが20得点2リバウンド2スティール、ナンド・デ・コロが12得点3アシスト2スティールを記録。

 2021年の東京五輪に続いてアメリカに決勝で敗れたことで、フランスは2大会連続の銀メダルとなった。この試合でも先発を務めたニコラ・バトゥームは、チームトップの8リバウンド4アシストに5得点1スティールを記録。オールラウンドな働きを見せた男は、今大会をこう振り返っていた。

「自分たちにとってはなんだか奇妙な大会だった。だからこそ素晴らしいものでもあった。このチームで15年プレーしてきたけど、今大会はこれまでで最もクレイジーかつ不思議なものだった。後悔することもいくつかある。(でも)自分たちのことを誇らしく思う。いろんな感情が込み上げてくるけど、メダルを首回りにかけて表彰式にいるんだから、自分たちのことを誇りに思う」

 2009年の「FIBAユーロバスケット」からフランス代表シニアチームでプレーを続けてきたバトゥームは、4度のオリンピックで銀メダル2つ、4度のFIBAワールドカップ(世界選手権含む)では銅メダル2つ、そして4度のユーロバスケットでは金銀銅メダルをそれぞれ1つ手にした。

 35歳のベテランフォワードは、パリ五輪を終えて「この旅が最後の大会だった。代表で15年間プレーして、ワールドカップ、ユーロバスケット、オリンピックに4回出場した。自分がやるべきことをやったんだ。7つのメダルを勝ち取った。僕はハッピーだよ」と、代表引退を発表した。

 今夏バトゥームはロサンゼルス・クリッパーズと2年契約を締結。NBAキャリアはまだまだ続くものの、パリ五輪で代表活動は終焉を迎えたことになる。

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