2024.08.11

“現代版ドリームチーム”を束ねて5連覇へ導いたレブロンがパリ五輪の大会MVPに選出

アメリカをけん引したレブロン[写真]=fiba.basketball
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 2012年ロンドン大会以来、12年ぶりの出場となったパリオリンピックで、バスケットボール界の“キング”レブロン・ジェームズは健在だった。

 ステフィン・カリーケビン・デュラントを筆頭に、超豪華な布陣を送り込んだアメリカ。そのチームを束ねて大会5連覇を飾る立役者となったのは、まぎれもなくレブロンだった。

 8月11日(現地時間10日)の決勝戦でも、39歳の大ベテランはフランス代表を相手に両チーム最多の32分29秒もコートに立ち、14得点6リバウンド10アシスト2スティールをマーク。

 全6試合で2ケタ得点を残し、準決勝のセルビア代表戦では通算2度目のトリプルダブル(16得点12リバウンド10アシスト)を達成した男は、大会平均24.5分14.2得点6.8リバウンド8.5アシスト1.3スティールにフィールドゴール成功率66.0パーセントを残して大会MVPにも選出。

 大会ベスト5に相当するオールスター5にも選ばれたレブロンは、カーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)と並んで歴代2位タイの3つ目の金メダルを手にし、オリンピック通算344得点でもデュラント(503得点)に次いで歴代2位に入った。

 今年の年末に40歳を迎えるとはいえ、レブロンの影響力は多方面に渡るものだった。ゲームコントロールからアンストッパブルなドライブ、観客を沸かせる華やかなパスさばき、力強いリバウンド、強烈なダンクなどでアメリカを引っ張り、自身のバスケットボールキャリアに“オリンピックMVP”という新たな称号を加えた。

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