ヒートACがアデバヨの働きを絶賛「彼がDPOYに選ばれたことがないのは罪だと思うね」

アデバヨはリーグ有数の守備巧者[写真]=Getty Images

　9月11日（現地時間10日）。マイアミ・ヒートのカロン・バトラーAC（アシスタントコーチ）が、『SiriusXM NBA Radio』へゲスト出演した。

　201センチ103キロのフォワードとして、バトラーはNBAで14シーズンをプレー。ヒートでNBAキャリアをスタートさせた男は、レギュラーシーズン通算881試合でキャリア平均14.1得点5.0リバウンド2.3アシスト1.3スティールを残し、ワシントン・ウィザーズ在籍時にはオールスターに2度選ばれた実力者。

　2020－21シーズンから古巣のACに就任した44歳は、現在ヒートの守護神として絶大な働きを見せているバム・アデバヨが最優秀守備選手賞（DPOY）に選ばれていないことを“罪”だと話していた。

「万能性、（中も外も守れる）2WAYディフェンダーという面で、彼がDPOYに選ばれたことがないのは罪だと思うね。これはあくまで私の所見ではある。統計的に見るといろんなことが見えてくるのは分かっている。だが彼はその点でもトップ5に入っている。それに、試合を見れば彼がこなしていること、彼と対戦するのがどれだけ難しいことかが分かるはずだ。バム相手では簡単にはできないんだ…。彼はその点で（他とは）違うんだ」

　206センチ115キロのアデバヨは、2021年東京大会、2024年パリ大会にアメリカ代表としてオリンピックへ出場して金メダルを獲得しているほか、5シーズン連続でオールディフェンシブチームに選ばれている。

　特に昨シーズンは自身初のファーストチーム入りを飾っており、リーグ屈指の万能ディフェンダーとしての評価を確立していると言っていい。DPOY選出はチーム成績や個人成績が関わってくるものの、27歳のビッグマンがいつか受賞する日が訪れたとしても、決しておかしくはない。