2024.11.15
8月20日(現地時間19日)。マイアミ・ヒートのタイラー・ヒーローのインタビューが、『Forbes』へ公開された。
キャリア5年目の昨シーズン。ヒーローはケガのため自己最少の42試合の出場に終わるも、平均20.8得点5.3リバウンド4.5アシストに3ポイントシュート成功率39.6パーセント(平均3.1本成功)を記録。
今年4月上旬に復帰後は2ケタ得点を連発。チームはイースタン・カンファレンス8位の46勝36敗でレギュラーシーズンを終え、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(7位)とのプレーイン・ゲームこそ落とすも、シカゴ・ブルズとの第8シード決定戦をモノにしてプレーオフへ進出した。
だがボストン・セルティックスとの「NBAプレーオフ2024」ファーストラウンドは第2戦こそ敵地で制したものの、1勝4敗で敗退。2023年にイーストを制してファイナルまで勝ち進んだチームは、1回戦で姿を消した。
今夏チームはケイレブ・マーティンがシクサーズへ移籍したものの、ケビン・ラブ、ヘイウッド・ハイスミス、トーマス・ブライアントと再契約し、インスタントスコアラーのアレック・バークスを補強。
イーストは王者セルティックスがいるほか、ニューヨーク・ニックスやミルウォーキー・バックス、シクサーズが戦力増強に成功。クリーブランド・キャバリアーズ、オーランド・マジック、インディアナ・ペイサーズも上位を狙える戦力を有している。
それでも、24歳のガードは「今シーズンが本当に楽しみなんだ。もちろん、イーストでは多くのチームが外面的に戦力を向上させた。けど僕らは内面的に向上したと思っている」と発言。
「(ロスターは)ちょっと違って見えるかもしれないけど、このチームには若手がいて、成長を続けていくと期待している。バム・アデバヨと僕はこのリーグで本格的にベテランとなり始めようとしている若手なんだ。今のテリー・ロジアーは健康体で、競い合う準備ができている。ジミー・バトラーは昨シーズンのプレーオフでプレーできなかったからさらにモチベーションを高めているよ」
昨シーズンのヒートにとって痛かったのは、ポストシーズンをベストな布陣で戦えなかったこと。シーズン途中のトレードで加入したロジアー、大黒柱バトラーはいずれもケガのためプレーオフ全休を余儀なくされていた。
「僕らはまだ健康体ではなかったんだ。けど健康体になれば、計り知れないチームなんだ。イーストを制してNBAタイトルを勝ち取ることが可能なほど十分な選手層の厚みがある」とヒーローは言う。
エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)が指揮を執るチームはロジアー、ヒーロー、バトラー、アデバヨという実力者たちを擁し、ハイメ・ハケスJr.やニコラ・ヨビッチ、ジョシュ・リチャードソン、バークス、ダンカン・ロビンソン、ハイスミス、ラブ、ブライアントに新人ケレル・ウェアが在籍している。
彼らがシーズンを通して健康体を維持することは難しいかもしれないが、ベストメンバーでプレーオフを迎えることができるなら、依然として恐ろしいチームであることに変わりはないだけに、今シーズンのヒートがどんな戦いを見せてくれるのか期待したいところだ。
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