2023.05.19
4月17日(現地時間16日、日付は以下同)。今シーズンのチャンピオンシップ獲得をかけた「NBAプレーオフ2023」が2日目を迎え、ファーストラウンド4カードのシリーズ初戦が行われた。
レギュラーシーズンでリーグベストの58勝24敗を残し、イースタン・カンファレンス第1シードを獲得したミルウォーキー・バックスは、ホームのファイサーブ・フォーラムで第8シードのマイアミ・ヒートを迎えるも、117-130で敗れる波乱。
ヒートではジミー・バトラーがゲームハイの35得点に5リバウンド11アシスト3スティールと躍動。さらにバム・アデバヨが22得点9リバウンド7アシスト2スティール、ケビン・ラブが18得点8リバウンド、ケイレブ・マーティンが15得点、ゲイブ・ビンセントが15得点6アシストと続いた。
だがレギュラーシーズンでチーム3位の平均20.1得点に5.4リバウンド4.2アシストを残していたタイラー・ヒーローが前半終盤にルーズボールダイブをした際に利き手である右手の中指と薬指を骨折。4~6週間の離脱と『Bleacher Report』のクリス・ヘインズ記者が報じており、少なくともファーストラウンドの残り試合は全休に。
一方のバックスでは、クリス・ミドルトンが33得点9リバウンド4アシスト、ボビー・ポーティスが21得点8リバウンド、ドリュー・ホリデーが16得点7リバウンド16アシスト、グレイソン・アレンが12得点、ブルック・ロペスが10得点3ブロックを残した。
しかしながら、大黒柱のヤニス・アデトクンボが第1クォーター残り4分13秒にドライブした際に腰を強打。第2クォーター途中に復帰してプレーしたものの、再びコートを後にし、6得点3リバウンドに終わった。
バックスのマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)は「彼は明らかに(よく)動けていなかった。快適で自信があるようにも見えなかった」と試合後に話しており、今後の出場ステータスが気になるところ。
また、メンフィス・グリズリーズのオールスターガード、ジャ・モラントはロサンゼルス・レイカーズ戦の第4クォーター中盤にドライブしてショットを狙うもオフェンシブファウルをコールされ、落下した際に今月8日のバックス戦で負傷していた右手の痛みが悪化。X線の結果こそ陰性だったものの、モラントは20日のシリーズ第2戦の出場について「危うい状況にある」と、自身のケガの状況を話しており、欠場する可能性が出てきた。
レギュラーシーズン82試合と比較して、プレーオフでは2日連続の2連戦こそないものの、チャンピオンシップ獲得をかけた大舞台のため、リバウンドやディフェンス、スクリーンなど、フィジカルコンタクトは当然激しくなる。
ただ、ヒーローやアデトクンボ、モラントはそれぞれの所属チームを代表する選手の1人なだけに、ケガによる戦線離脱はチームメートたちやファン、メディアよりも、本人たちが最もつらいはず。
アデトクンボとモラントが今後再びコートへ立つことができるように、そしてこれ以上欠場や離脱になるようなケガは起きてほしくないと願うばかりだ。
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