2022.07.25

ヒートのバム・アデバヨがDPOYへの思いを語る「僕はここ2年間で勝ち取っているべきだ」

ヒートで主軸を務めるアデバヨ[写真]=Getty Images
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 マイアミ・ヒートで不動の先発センターを務めるバム・アデバヨは、2020年にジミー・バトラーと共にヒートのNBAファイナル進出の立て役者となり、昨夏にはアメリカ代表の一員として東京オリンピックへ臨み、平均19.3分6.3得点5.7リバウンド1.8アシスト1.3スティール1.2ブロックとマルチな働きで金メダル獲得に貢献した。

 キャリア5シーズン目となった昨季は56試合の出場で平均32.6分19.1得点10.1リバウンド3.4アシスト1.4スティールを残し、チームがイースタン・カンファレンス首位の53勝29敗を記録するうえで不可欠な選手に。そしてプレーオフではあと1勝でファイナル進出を逃すも、平均34.1分14.8得点8.0リバウンド2.7アシスト1.0スティールの活躍を見せた。

 7月24日(現地時間23日)に地元メディア『SOUTH FLORIDA SUN SENTINEL』へ公開された記事のなかで、25歳のビッグマンは自身のゴールについてこう口にしていた。

「僕はここ2年間で勝ち取っているべきだ。そして今シーズンは僕が手にすることになるだろう」。

 アデバヨが今季“手にすることになる”と話したこと、それは最優秀守備選手賞(DPOY)だ。エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)の下、リーグ有数の堅守を形成するヒートで守護神を務める男は、3シーズン連続でオールディフェンシブセカンドチーム入りしている。

 リムプロテクトだけでなく、小柄で機敏なガードプレーヤーたちにペリメーターへ誘いだされようと、難なくガードしてしまうディフェンス力を誇るアデバヨは、ここ3シーズン連続してDPOYの投票でトップ5入り。

 昨季ディフェンシブ・レーティングでリーグ5位(109.1)を残したヒートにとって、アデバヨの存在は攻防両面で大きく、とりわけディフェンス面では最重要人物と言っても過言ではない。

 これまで、DPOYはブロックショットやリバウンドに長けたビッグマン優勢だったものの、昨季はガードのマーカス・スマート(ボストン・セルティックス)が受賞し、スウィングマンのミケル・ブリッジズ(フェニックス・サンズ)が2位に入るなど、その投票の傾向が変わりつつある。

 そのため、ビッグマンながら複数のポジションをガードでき、リムプロテクトやカバーディフェンスでも貢献するアデバヨが初のアウォードを手にする可能性は決してゼロではないはずだ。

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