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12月11日(現地時間10日、日付は以下同)と12日に「エミレーツNBAカップ」の準々決勝が行われ、ミルウォーキー・バックス、オクラホマシティ・サンダー、アトランタ・ホークス、ヒューストン・ロケッツの4チームが準決勝進出を果たした。
レブロン・ジェームズ率いるロサンゼルス・レイカーズが優勝した昨年の第1回大会(当時の呼称は「インシーズン・トーナメント」)とはベスト4の顔ぶれが大きく異なっており、2大会連続でベスト4に名を連ねたのはバックスのみである。バックスは昨年、ニューヨーク・ニックスに勝利しベスト4入りしたものの、タイリース・ハリバートン率いるインディアナ・ペイサーズに敗れ決勝進出を逃している。
今シーズン、開幕直後は2勝8敗と立ち上がりに苦しんだバックスだったが、2大エースのヤニス・アデトクンボとデイミアン・リラードの活躍により、直近10試合の戦績は8勝2敗と立て直しに成功した。レギュラーシーズンの順位こそ6位(13勝11敗、12月13日終了時点)だが、NBAカップにおいてはグループリーグから負けなしの戦績を誇っている。
昨年王者のレイカーズもグループリーグからカップ戦の全試合で勝利し続けた末に優勝を果たしており、当時レイカーズでヘッドコーチを務めていたダービン・ハムは、現在トップアシスタントコーチとしてバックスを支えている。そのため、レイカーズ時代を含めたカップ戦におけるハム個人の戦績は、準々決勝終了時点で14勝0敗という驚異的な数字を誇る。
現地メディア『Sports Illustrated』はハムを「NBAカップの支配者」と呼び、さらに「ニッチな成果ではあるものの、賞賛に値する功績」と称えている。なお、シーズン開幕前にレイカーズからバックスに加入したトーリアン・プリンスもハムと同じくカップ戦負けなしの戦績を記録している。
果たしてバックスは、これから行われるラスベガスでの激闘を制し、ハムやプリンスの不敗神話を継続させることができるか。バックスは、15日に行われる準決勝でホークスと対戦する。
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