2025.01.17
1月16日(現地時間15日、日付は以下同)にスムージーキング・センターで行われたダラス・マーベリックス対ニューオーリンズ・ペリカンズ戦は、残り45.0秒にジャボンテ・グリーンの3ポイントシュートで逆転に成功したペリカンズが119-116で勝利した。
ペリカンズではデジャンテ・マレーがゲームハイの30得点に7リバウンド7アシスト2スティール、トレイ・マーフィー3世が24得点10リバウンド4アシスト3ブロックを残すなど計6選手が2ケタ得点を記録した。
一方、敗れたマブスはダニエル・ギャフォードがキャリアハイの27得点に12リバウンド2ブロック、ジェイデン・ハーディが21得点5リバウンド、スペンサー・ディンウィディーが20得点5リバウンド4アシスト3スティールを残し、ルカ・ドンチッチとカイリー・アービングを欠く中で奮戦。
だが1点を追う展開で迎えた残り3.1秒。ディンウィディーが放ったレイアップをマーフィー3世にブロックされたことで逆転するチャンスを逃し、3連敗となった。
ただし、この時ディンウィディーの手から放たれたボールはバックボードに当たった後にブロックされていたため、本来であればディフェンス側のゴールテンディングとなって2点がカウントされ、1点リードに変わっているプレーでもあった。
試合後、マブスのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は「リーグにはこうしたことを正しく行なってほしい。レフェリーたちは難しい仕事をしている。あの時の彼らは明らかに正しいものではなかった。そのことで、我々は試合を犠牲にしてしまったかもしれない」と話していた。
すると翌17日にリーグは“Last Two Minute Report”(L2M)を公開し、ディンウィディーのレイアップはゴールテンディングがコールされるべきだったと、ミスコールだったことを認める発表をした。
もちろん、ディンウィディーのレイアップが認められてマブスが逆転したとしても、そのまま勝利していたかどうかは誰にも分からない。だがこの試合がディンウィディーのレイアップがカウントされた場面から再開されることはなく、ペリカンズに1勝(10勝32敗)、マブスに1敗(22勝19敗)がつくことに。
マブスは17日を終えてウェスタン・カンファレンス7位にいるのだが、4位のデンバー・ナゲッツ(24勝16敗)を2.5ゲーム差で追っていると同時に、12位のサンアントニオ・スパーズ(19勝20敗)とはわずか2.0ゲーム差の団子レース。
1試合の勝敗で順位が変動する展開はこれからも続くだけに、マブス側にとっては後味の悪い敗戦となった。
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