2025.05.04

プレーオフの第7戦でNBA歴代4位の平均32.6得点を誇るステフィン・カリー

2年前の1回戦第7戦でカリーは50得点を奪った[写真]=Getty Images
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 5月4日(現地時間3日、日付は以下同)。「NBAプレーオフ2025」ファーストラウンドは最終盤を迎え、デンバー・ナゲッツがホームのボール・アリーナでロサンゼルス・クリッパーズとの第7戦に120-101で勝利し、4勝3敗でシリーズを突破した。

 これでファーストラウンド全8カードのうち7カードが終了し、カンファレンス・セミファイナルへと駒を進めた。今シーズンのリーグ8強入りをかけ、翌5日にヒューストン・ロケッツとゴールデンステイト・ウォリアーズによる第7戦がトヨタ・センターで行われる。

 このシリーズは第7シードのウォリアーズが敵地で初戦を制すと、ホームで開催された第3、4戦に連勝して3勝1敗で王手をかけた。すると第2シードのロケッツが1勝3敗の窮地から2連勝して逆王手に持ち込んだ。

 ロケッツではいずれもチーム最多のシリーズ平均20.8得点11.5リバウンド5.3アシスト2.0スティールを残すビッグマンのアルペレン・シェングンが中心。平均19.0得点3.7リバウンド4.7アシストを残すベテランガードのフレッド・バンブリートは、3試合連続で25得点以上を奪い、3ポイントシュートも3戦続けて成功率66.7パーセントと勢いを増している。

 シリーズ第2戦でゲームハイの38得点をマークしたジェイレン・グリーンが、平均14.2得点5.7リバウンド3.2アシストと安定感を欠いているものの、ホームで迎える第7戦で爆発する可能性もあるだけに気になるところ。

 一方のウォリアーズでは、シリーズ平均18.0得点5.6リバウンド4.4アシスト1.4スティールを記録するジミー・バトラーがいるのだが、やはり最大の注目はステフィン・カリーだろう。

 両チームトップのシリーズ平均24.3得点に5.2リバウンド5.5アシストを残す37歳のスーパースターは、これまで5度の“プレーオフ第7戦”を経験。直近は2023年の1回戦で、サクラメント・キングス相手にアウェーゲームながら50得点も奪っている。

 『ESPN』によると、カリーは歴代4位の平均32.6得点を残している。プレーオフの第7戦に3回以上出場した選手たちの中では同36.2得点のケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)、同34.9得点のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、同33.7得点のマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)に次ぐハイアベレージとなっている。

 カンファレンス・セミファイナルで、ミネソタ・ティンバーウルブズと対峙するのはロケッツか、それともウォリアーズか。両チームによる運命の最終戦は必見だ。

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