2025.05.19

イースト決勝進出を飾ったニックスのジョシュ・ハートが球団53年ぶりのトリプルダブル

ニックスで貴重な働きを見せるハート[写真]=Getty Images
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 ニューヨーク・ニックスは、5月17日(現地時間16日、日付は以下同)にホームのマディソン・スクエア・ガーデンでボストン・セルティックスとの「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス・セミファイナル第6戦に臨み、約46分間にわたってリードを保持し、119-81で勝利を収めた。

 この勝利でニックスはシリーズを4勝2敗で突破し、2000年以来初のカンファレンス・ファイナルへと駒を進めた。しかも、このチームがプレーオフのシリーズをホームで締めくくったのは1999年カンファレンス決勝以来、実に9471日ぶりのこと。

 1999年のカンファレンス決勝で対戦したのはインディアナ・ペイサーズで、前回の2000年のカンファレンス決勝の相手もペイサーズだった。当時のニックスはアラン・ヒューストンやラトレル・スプリーウェル、パトリック・ユーイング、ラリー・ジョンソンらが在籍していて、ペイサーズはレジー・ミラーやリック・スミッツ、ジェイレン・ローズ、マーク・ジャクソンらを擁していた。

 22日に幕を開けるニックスとペイサーズのシリーズで、NBAファイナルへの出場権を獲得するのはどちらのチームになるのかは必見だ。

 なお、シリーズに決着をつけたセルティックスとの第6戦で、ニックスはジェイレン・ブランソンが23得点6リバウンド6アシスト、OG・アヌノビーが23得点9リバウンド2スティール2ブロック、ミケル・ブリッジズが22得点4リバウンド2ブロック、カール・アンソニー・タウンズが21得点12リバウンドと4選手が20得点超え。

 さらにジョシュ・ハートが32分58秒のプレータイムで10得点11リバウンド11アシストのトリプルダブルを達成。ニックスの選手がプレーオフでトリプルダブルを記録したのは、1972年のウォルト・フレイジャー以来初のことで、53年ぶりとなった。

 ブランソンとタウンズのオールスターデュオ、ブリッジズとアヌノビーというリーグ有数の3&Dプレーヤーを擁するニックスで、ハートは攻防両面において貴重な繋ぎ役をこなしていて、オフェンシブ・リバウンドやルーズボールなど球際の強さも光る。セルティックスとのシリーズでも平均14.5得点8.3リバウンド4.5アシストを残した。

 ペイサーズとのレギュラーシーズンの直接対決で、ニックスは2勝1敗とリード。ただ、両チームは2月12日を最後に対戦していないだけに、イースト決勝がどんな展開で進んでいくのかは必見。このシリーズでも、ハートのオールラウンドな働きがニックスの勝敗を左右することになるかもしれない。

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