2025.07.01

ジャズやピストンズなどで活躍したボーヤン・ボグダノビッチが現役引退

ボグダノビッチはジャズで得点源の一角も務めた[写真]=Getty Images
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 6月30日(現地時間29日)。ボーヤン・ボグダノビッチが自身のソーシャルメディアを通じてNBAキャリアに幕を下ろした。

「足のケガと戦って14カ月。2度の手術を受けて、コートへ戻るために絶え間なく努力を重ねてきた。このチャプターに幕を下ろす時がやってきたんだ」

 ニューヨーク・ニックスの一員で臨んだ2024年プレーオフのファーストラウンド第4戦で、ボグダノビッチは左足を負傷。その後ブルックリン・ネッツへトレードされて2024-25シーズンを迎えるも、コートへ戻ることができず、今年2月にネッツからウェイブ(保有権放棄)されていた。

 ボスニア・ヘルツェゴビナで生まれたボグダノビッチは、クロアチア代表として国際大会に出場した経験も持つ201センチ102キロのフォワードで、2011年のドラフト2巡目全体31位でマイアミ・ヒートから指名されてNBA入り。

 その後トレードでネッツへ移籍して2014-15シーズンにNBAデビュー。ネッツ、ワシントン・ウィザーズ、インディアナ・ペイサーズ、ユタ・ジャズデトロイト・ピストンズ、ニックスに所属。レギュラーシーズン計719試合に出場し、キャリア平均15.6得点3.6リバウンド1.7アシスト、3ポイントシュート成功率39.4パーセント(平均2.1本成功)をマーク。

 ケガのためNBAキャリア10年になったとはいえ、ボグダノビッチは平均20.0得点以上を2度も残すなど複数のチームで得点源の一角を務め、高精度なシュート力を駆使して世界最高のプロバスケットボールリーグで通算1万1184得点を積み上げた。

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