2025.10.14

ダルトン・コネクト、異例の“出戻り”を経て飛躍なるか…HC「守備の成長で決まる」

レイカーズでNBAキャリア2年目を迎えるダルトン・コネクト [写真] = Getty Images
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 ロサンゼルス・レイカーズは、10月13日(現地時間12日、日付は以下同)に行われたNBAプレシーズンゲームでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦し、126-116で勝利を収めた。

 八村塁や新加入のディアンドレ・エイトンらとともに先発出場したダルトン・コネクトは、34分間の出場で16得点3リバウンド2アシストを記録。フィールドゴール成功率は44.4パーセント(9本中4本成功)、3ポイント成功率は40.0パーセント(5本中2本成功)をマークしている。

 昨年のドラフト全体17位指名でレイカーズに入団したコネクトは、ルーキーシーズンから出場機会を得たものの爆発的な活躍には至らず、昨シーズンの平均スタッツは9.1得点2.8リバウンド0.8アシストに留まった。

 また、コネクトは昨シーズンのトレードデッドライン間近でシャーロット・ホーネッツに放出されているが、同トレードでレイカーズに移籍予定だったマーク・ウィリアムズがフィジカルテストを通過できなかったことでトレードが破談になり、レイカーズへ“出戻り”するという異例の出来事を経験した。

 破談になったとは言え、1度自身の放出を決めたチームでプレーを続けているコネクトにとって、間もなく開幕する2025-26シーズンが自身の真価を証明する正念場となる。レイカーズの指揮官を務めるJJ・レディックは、ウォリアーズ戦後のインタビューでコネクトについて以下のようにコメントしている。

「オフェンスにおいては、試合の流れをよく読んでプレーしていた。トランジションで良い動きを見せ、フリースローも獲得できていたと思う。彼の“天井”は、このシーズンでディフェンダーとしてどれだけ成長できるかによって決まってくる」

 レディックは続けて、トレーニングキャンプでコネクトのオフェンスがチームで最も優れていたことを具体的なスタッツを用いて説明した。オフェンス面ではここ一番で起用できる選手であることを強調した上で、守備におけるレベルアップを求めた。

「本人とはプレシーズンを通して話してきたが、今は彼にとって“発展と成長の年”だ。成長は段階的である必要があるし、そのことを彼も受け入れている」

 激動のルーキーシーズンを乗り越えたコネクトは、飛躍の2年目を迎えることができるか。22日から開始する2025-26シーズンのレイカーズに注目が集まる。

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