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「多くの試合でプレーしたい」…ヒートで6年目を迎えたバトラー「勝つためにここにいる」

ヒートを攻防両面で引っ張るバトラー[写真]=Getty Images
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 マイアミ・ヒートで在籍6シーズン目を迎えるジミー・バトラーは、NBAキャリア14年目のベテランフォワード。昨シーズンも60試合の出場で平均20.8得点5.3リバウンド5.0アシスト1.3スティールに加え、3ポイントシュート成功率ではキャリアハイの41.4パーセント(平均1.0本成功)を残した。

 現在ヒートはプレシーズンゲーム期間中で、初戦となった10月9日(現地時間8日、日付は以下同)のシャーロット・ホーネッツ戦でチームは108-111で落としたものの、バトラーは約16分の出場で11得点3リバウンド2アシスト1スティール1ブロックとまずまずのスタートを切った。

 13日に地元メディア『Miami Herald』へ公開された記事の中で、バトラーは13日の練習後に「できるだけ多くの試合でプレーしたい」と口にしていた。

「その考えに変わりはない。俺がプレーして、多くの試合に出たという数字を伸ばしていく必要はないんだ。ただ、俺がもっと多くの試合に出場することで、このグループへ勝利を重ねる機会をもたらすんだ。俺はそう確信している」

 先月35歳を迎えたバトラーは、ヒートの大黒柱として2020、2023年にイースタン・カンファレンスを勝ち上がってNBAファイナルへ進出。だが昨シーズンはフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのプレーイン・ゲームで右ヒザの内側側副靱帯捻挫に見舞われてしまい、プレーオフ全休を余儀なくされた。

 ヒートはイースト第8シードを獲得してプレーオフへ駒を進めたものの、バトラーに加えてテリー・ロジアーも首を痛めて出場できず、ボストン・セルティックスとのファーストラウンドを1勝4敗で終えて姿を消していた。

 バトラーは2025-26シーズンの契約がプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば制限なしFA(フリーエージェント)になることが可能。今シーズン終了後に新たな巨額契約を結ぶチャンスがあるのだが、ヒートが誇る闘将は“勝利すること”にフォーカスしている。

「カネに関しては気にしちゃいない。(選ばれればマックス契約に有利とされる)オールNBAチームなんてどうでもいいんだ。今の時点で、俺は十分すぎるくらいのカネを手にした。俺は勝つためにここにいる」

 エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)の下、ヒートはバトラーに加えてバム・アデバヨタイラー・ヒーロー、ロジアーといった選手たちが脇を固めていて、彼らが健康体を維持して戦い続けることができるなら、イーストで十分脅威となるロスターと言っていい。

 今後ヒートはプレシーズンゲームを4試合こなし、24日のオーランド・マジック戦でレギュラーシーズンが幕を開ける。バトラー率いるこのグループがどんなチームを形成して長丁場へ臨むのか、楽しみに待ちたいところだ。

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