2023.09.08

バスケW杯セルビア代表が決勝進出…強豪カナダ代表を下し6度目V王手

W杯決勝進出を決め喜ぶセルビア代表・ボグダノビッチ[写真]=fiba.basketball
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 9月8日、マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の準決勝が行われ、セルビア代表(FIBAランキング6位)とカナダ代表(同15位)が対戦。ユーゴスラビア時代に5度の優勝を誇るセルビアが、準優勝した2014年大会以来、2大会ぶりの決勝進出を果たした。

 第1クォーターはボグダン・ボグダノビッチを中心にバリエーション豊かに得点を重ねたセルビアが23-15とリードして終了。カナダはディロン・ブルックスシェイ・ギルジャス・アレクサンダードワイト・パウエルの先発3選手がファウルトラブルに陥る苦しい立ち上がりで、第2クォーターもセルビアペースの試合展開に。前半は52-39のセルビア13点リードで折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーター立ち上がりは、ブルックスの3ポイントなどでカナダも猛追する姿勢を見せたが、ファウルトラブルにも苦しみセルビアの背中を捕らえきれず。逆にリードするセルビアが同クォーター最終盤から第4クォーターにかけてリードを広げ、最後は焦るカナダのターンオーバーを誘い速攻連発。9点差の95-86で試合を締めくくった。

 勝利したセルビアは、エースのボグダノビッチが最多23得点を挙げ、ニコラ・ミルティノフが16得点10リバウンドでダブルダブルの活躍。負傷離脱者もいながら、ベンチメンバーも効果的に得点を重ねるなど、選手層の厚さを見せつける盤石の試合運びだった。

 敗れたカナダは、RJ・バレットがチーム最多23得点、ギルジャス・アレクサンダーも後半に得点を重ねて最終的に15得点をマークしたが、最後までビハインドをひっくり返せず、3位決定戦にまわることが決定。リバウンド数で22-33と11本差をつけられ、要所で流れを掴みきれなかった。

 マニラで開催される決勝戦は10日21時40分ティップオフ。6度目の優勝を目指すセルビアは、8日21時40分に開催される準決勝・アメリカ代表(同2位)対ドイツ代表(同11位)の勝者と対戦する。

■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」準決勝(@マニラ)試合結果
セルビア代表 95-86 カナダ代表
SRB|23|29|23|20|=95
CAN|15|24|24|23|=86

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