WNBA、女子アメリカ代表のレジェンドの一人、ダイアナ・トーラジが現役引退を発表

アメリカのみならず、世界の女子バスケ界を代表する選手の一人、ダイアナ・トーラジ [写真]＝Getty Images

　2月26日（現地時間25日）、WNBA フェニックス・マーキュリーに所属するダイアナ・トーラジがタイム誌で現役引退を発表した。

　アメリカにとどまらず、世界のバスケ界のレジェンドの一人であるトーラジは1982年生まれの42歳で、183センチ73キロのガード。コネチカット大学でNCAAトーナメントの3連覇に貢献すると、2004年WNBAドラフト全体1位でマーキュリーに入団した。1シーズン目から全試合に先発出場を果たすと、平均17.0得点3.9アシストの成績を残して新人王を獲得。さらにオールWNBAファーストチームにも選ばれた。

　21年にも及ぶWNBAのキャリアの中で、史上1位となる1万646得点をマーク。リーグ優勝3回、2度のファイナルMVP、2009年にはレギュラーシーズンMVP、14度のオールWNBAチーム選出など、数々のタイトルを獲得した。

　オリンピックには2004年のアテネ大会から出場し金メダルを獲得すると、その後も北京、ロンドン、リオ、東京、パリの各大会で表彰台の頂点に立った。6個の金メダル獲得は、長くアメリカ代表でチームメートだったスー・バード（元シアトル・ストーム）ともに持っていた5個の記録を更新、バスケ史上最数多となった。