2019.09.14

ノビツキー氏がFIBA選手会チェアマンに就任。大神雄子氏もメンバーに選出

新たに選手会のチェアマンに任命されたダーク・ノビツキー氏 [写真]=fiba.com
バスケ情報専門サイト

 9月14日、中国・北京で国際バスケットボール連盟(FIBA)のセントラルボードが開催され、昨シーズン限りで現役生活にピリオドを打ったダーク・ノビツキー氏(元ダラス・マーベリックス)がFIBAの選手委員会チェアマンに任命された。任期は2019年から23年まで。またこの選出によりノビツキー氏はセントラルボードのメンバーに名前を連ねることになった。

 ノビツキー氏は現在中国で行われているFIBAワールドカップではコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)とともにグローバルアンバサダーを務める。21年にも及ぶNBAのキャリアにおいて14度のNBAオールスターゲーム選出、12度のオールNBAチーム選出、10-11シーズンNBAチャンピオン、同ファイナルMVPに輝くなど、数々の金字塔を打ち建ててきたレジェンドだ。また母国ドイツの代表として、02年アメリカ・インディアナポリスで開催されたFIBA男子世界選手権(現ワールドカップ)において、平均24.0点をたたき出し得点王に輝くなどして、チームを3位に導いた実績を持つ。

 今回の選出について、FIBAのアンドレアス・ザグリス事務総長は「ダークは最も偉大なプレーヤーの1人であり、世界中で高く評価されている。彼はNBAと彼の代表チームの両方で並外れたキャリアを持ち、彼はこのポジションに最適な人物であり、次の任期で彼と緊密に協力することを楽しみにしている」とコメントした。

 また今回選出された16名のメンバーには大神雄子氏(トヨタ自動車アンテロープスアシスタントコーチ)も含まれている。大神氏は桜花学園高校卒業後、01年ジャパンエナジーJOMO(現JX-ENEOS)サンフラワーズ入団。04年には日本代表として、アテネオリンピックにチーム最年少の21歳で出場を果たした。08年には日本人として2人目となるWNBAプレーヤーに、13年には中国女子リーグ(WCBA)の山西興瑞でプレー。15年にトヨタ自動車に入団、18年に現役引退。昨シーズンはトヨタ自動車のデペロップメントコーチに就任、また3x3日本代表のサポートコーチを務めている。

 大神氏は今回選手会のメンバーに選ばれたことについて、自身のFacebookでコメントを発表した。

「本日中国北京にてFIBAセントラルボードが開かれ、FIBA選手委員会のメンバーに選出していただきましたことをご報告させていただきます!

 選手時代にも海外に挑戦することは1つのモチベーションとして向かってましたが、こうして引退後にも海外に挑戦させていただく場をいただき驚きと責任と今結構感情がおぉーってなっております😅笑

 でも、1番には今まで出会った全ての方に感謝すること。

 そして同時にその場所でしか学べないこと、発信できないこともあると思いますので、しっかり任務を遂行すべく務めてまいります‼︎

 バスケットボールに出会えたことで、出会えた方々、そして場所🏀

 これからの時間も大切に日々学び、日々成長できるよう精進してまいりますので皆さまの今後変わらないご指導のほどよろしくお願いいたします‼︎」

日本だけでなく、WNBA、WCBAでのプレー経験を持つ大神雄子氏 [写真]=兼子慎一郎

ダーク・ノビツキーの関連記事