
2025.07.04
今夏のFA(フリーエージェント)戦線で、デンバー・ナゲッツは7月1日(現地時間6月30日、日付は以下同)にブルックリン・ネッツとのトレードでマイケル・ポーターJr.と2032年のドラフト1巡目指名権を放出してウイングのキャメロン・ジョンソンを獲得。さらに2023年優勝時にシックスマンを務めたガードのブルース・ブラウンと1年契約合意と『ESPN』が報じた。
さらに2日にはFAシューターのティム・ハーダウェイJr.と1年契約に合意。そしてサクラメント・キングスとのトレードでダリオ・シャリッチを手放し、ヨナス・バランチュナスをロスターに加えた。
これらの動きによって、ナゲッツはニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、アーロン・ゴードン、クリスチャン・ブラウンの周囲に実力者たちを加えて戦力アップに成功。ジョンソンは先発スモールフォワード(SF)に入り、ブラウン、ハーダウェイJr.、バランチュナスがベンチに控える強力な布陣を形成。
ところが、『BasketNews』やNBAインサイダーのマーク・スタインが4日に報じたところ、ヨキッチのバックアップが期待されているバランチュナスがNBAキャリアに幕を下ろし、ギリシャのパナシナイコスへ移籍する可能性が浮上している。
リトアニア代表でもプレーするバランチュナスは、パナシナイコスのオファーを受け入れる方向で、そうなればキャリア13年目を終えた33歳のベテランビッグマン(211センチ120キロ)がNBAから離れることになる。
バランチュナスの現行契約は残り2年で、2025-26シーズンの年俸は約1040万ドル(約14億9760万円)で、契約最終年となる2026-27シーズンはチームオプション。もしこの男がギリシャへ移ることになれば、NBAチームとの契約はバイアウト(買い取り)することになるという。
キングスからナゲッツへのトレードを知らされた際、当初バランチュナスは優勝候補のチームでローテーション入りして貢献できると満足していたものの、パナシナイコスのオファーは長期的な安定(3年契約)、重要な役割、そしてユーロリーグタイトルをかけて戦えるチームを作り上げていることで、NBAとは異なる機会を与えていた。
キングスとナゲッツのトレードはあくまで合意の段階であり、今月7日のFA契約解禁を迎えるまでは公式に成立とはならないため、バランチュナスの動向は気になるところだ。
2025.07.04
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