2025.07.04

現行契約2年を残すブラッドリー・ビールがサンズとバイアウトに関して話し合いか

サンズ在籍2年目を終えたビール[写真]=Getty Images
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 7月4日(現地時間3日)。フェニックス・サンズが、ブラッドリー・ビールと契約バイアウト(買い取り)が可能かどうかについて話し合いをしていると地元メディア『The Arizona Republic』が報じた。

 2022年夏にワシントン・ウィザーズと5年総額2億5100万ドル(現在のレートで約361億4400万円)のマックス額の巨額契約を結んだビールは、現行契約が残り2年。2025-26シーズンの年俸が約5367万ドル(約77億2848万円)で、契約最終年の2026-27シーズンは約5713万ドル(約82億2672万円)ながらプレーヤーオプションとなっている。

 この契約にはトレード拒否条項も含まれているのだが、もしバイアウトが合意に達すれば、ビールは制限なしFA(フリーエージェント)となって自身が望むチームと契約を結ぶことが可能になる。

 ウェスタン・カンファレンス11位の36勝46敗で昨シーズンを終えたサンズは、オフに入ってからマイク・ブーデンホルザー前HC(ヘッドコーチ)を解任してジョーダン・オット新HCが就任。先月下旬にはヒューストン・ロケッツとのトレードが合意に達し、ケビン・デュラントを放出してジェイレン・グリーンディロン・ブルックス、複数のドラフト指名権を獲得。

 ここ4シーズン。ビールはいずれも55試合未満の出場に終わっていて、昨シーズンはベンチスタートを経験するなど53試合(うち先発は38試合)の出場で平均32.1分17.0得点3.3リバウンド3.7アシスト1.1スティールを残していた。

 ビールがバイアウトに合意した場合は、どのチームとも新たに契約可能となる。ただし、残りの年俸総額のうち、例えばサンズがその大部分を今後5年間に分割してビールへ支払うことを提案したとして、ビール側が減額を容認しない可能性もあるだけに、バイアウトによって両者が決別するかどうかは、現時点では微妙なようだ。

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