
2025.07.04
NBAキャリア20年を誇るクリス・ポールは、昨シーズンにサンアントニオ・スパーズでレギュラーシーズン82試合へフル出場し、平均28.0分8.8得点3.6リバウンド7.4アシスト1.3スティールを残した。
制限なしFA(フリーエージェント)として今夏を迎えたポイントガード(PG)は、5月に40歳を迎えた大ベテラン。オールスターに12度、オールNBAチームに11度、オールディフェンシブチームに9度も選ばれた司令塔は、引退後のバスケットボール殿堂入りが確実視されているレジェンド。
6月29日(現地時間28日、日付は以下同)の時点で、ポールは家族が住むロサンゼルスに近い場所でキャリア21年目をプレーすることにフォーカスしているとマーク・スタイン記者が有料会員サイト“The Stein Line”で報じていた。
ただ、FA戦線から数日が経過した7月3日の時点でポールは今シーズンの所属先が決まっていない。ウェストコーストにはロサンゼルスを本拠地に置くレイカーズとクリッパーズの2チームに加え、フェニックス・サンズとサクラメント・キングスもある。
ポールにとって、クリッパーズは6シーズン、サンズは3シーズン在籍した古巣なのだが、『AP』のティム・レイノルズ記者はポールがスターターになることを望んでいると3日に報道。
現状で、レイカーズはルカ・ドンチッチ、クリッパーズにはジェームズ・ハーデンが先発PGにいて、キングスも今夏のFA戦線でデニス・シュルーダーとの契約に合意。シューティングガード(SG)過多のサンズでは元チームメートのデビン・ブッカーが入る見込みで、先発が約束される環境とは言えない。
そうした中、シニアNBAインサイダーのクリス・ヘインズは、ミルウォーキー・バックスがポール獲得に関心を示していると報じた。このチームは先日ビッグマンのマイルズ・ターナーを加えた一方で、デイミアン・リラードをウェイブ(保有権放棄)していて、ケビン・ポーターJr.とヴァシリェ・ミチッチがいるものの、もしポールが“先発入り”を最優先事項に置くのであれば、その可能性はあるかもしれない。
はたして、経験豊富な“ポイント・ゴッド”はどのチームでNBAキャリア21年目を迎えるのか。今夏ポールが下す決断は必見だ。
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