2025.07.02

ナゲッツが着々と戦力増強…ジョンソン、ブラウン、ハーダウェイJr.にバランチュナスを補強

ヨキッチの控えにバランチュナスが加入[写真]=Getty Images
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 2023年の王者デンバー・ナゲッツが、このオフシーズンで積極的に動いて着々と戦力を増強している。ニコラ・ヨキッチジャマール・マレーの2枚看板にアーロン・ゴードン、クリスチャン・ブラウンを擁するチームは、この2日間でウイング、控えガードとシューター、ヨキッチの控えビッグマンを獲得した。

 7月1日(現地時間6月30日、日付は以下同)のFA(フリーエージェント)との交渉解禁日にブルックリン・ネッツとのトレードでマイケル・ポーターJr.と2032年のドラフト1巡目指名権を放出してウイングのキャメロン・ジョンソンを獲得。さらに2023年優勝時にシックスマンを務めたガードのブルース・ブラウンと1年契約で合意。

 続いて2日にはFAシューターのティム・ハーダウェイJr.と1年契約に合意。そしてサクラメント・キングスとのトレードでダリオ・シャリッチを手放し、ヨナス・バランチュナスをロスターに加えた。

 29歳のジョンソンは、203センチ95キロの“3&D”タイプのウイングで、ネッツ在籍3年目の昨シーズンは57試合に出場。平均31.6分18.8得点4.3リバウンド3.4アシストに3ポイントシュート成功率39.0パーセント(平均2.8本成功)を残しており、ポーターJr.に代わって先発スモールフォワード(SF)を務める見込み。

 193センチ91キロのブラウンは、昨シーズンにトロント・ラプターズとニューオーリンズ・ペリカンズで計41試合に出場し、平均22.5分8.3得点4.0リバウンド2.0アシストを記録。

 ハーダウェイJr.はNBAキャリア12年を誇る33歳のベテランシューター。昨シーズンはデトロイト・ピストンズに所属し、77試合をプレーして平均28.0分11.0得点2.4リバウンド1.6アシストに3ポイント成功率36.8パーセント(平均2.2本成功)をマーク。

 208センチ102キロのシャリッチに代わってヨキッチの控えセンターに入るバランチュナスは、211センチ120キロの体格を持つペイントエリアを主戦場にするセンター。キャリア13年目の昨シーズンは、ワシントン・ウィザーズとキングスで計81試合に出場して平均18.8分10.4得点7.7リバウンド2.0アシストにフィールドゴール成功率55.0パーセントを残した。

 レギュラーシーズンが開幕する10月22日までに、ロスターが変動する可能性こそあるものの、現時点でナゲッツは充実の布陣を形成したと言っていいはずだ。

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