2025.09.03

NBA有数のビッグマン…セルビアのヨキッチとトルコのシェングンがユーロバスケットで激突

ナゲッツのヨキッチ(左)とロケッツのシェングン(右)[写真]=Getty Images
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 8月27日にスタートした「FIBAユーロバスケット2025」は、グループフェーズ終盤に入っており、グループAでは各国が1試合を残した時点でトルコ代表(得失点差+95)、セルビア代表(得失点差+71)がいずれも4戦全勝、2勝2敗で3位のラトビア代表(得失点差-6)の3チームがグループフェーズ突破を決めている。

 そして日本時間4日の3時15分から、トルコとセルビアによる“首位決定戦”が行われる。トルコにはアルペレン・シェングンというヒューストン・ロケッツのオールスターセンター、セルビアにはリーグを代表するビッグマンのニコラ・ヨキッチデンバー・ナゲッツ)がいる。

 今大会のシェングンは、ここまでいずれもチームトップの平均20.0得点8.8リバウンド6.5アシストに1.0ブロック、フィールドゴール成功率68.1パーセントと好調。ヨキッチもチーム最多の平均19.8得点9.3リバウンド1.3スティールに4.5アシスト、フィールドゴール成功率66.7パーセントと実力を見せつけている。

 トルコ代表チームでシェングンと一緒にプレーする206センチのアデム・ボナ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)は、エストニア代表戦後にこう話していた。

「もちろん、ヨキッチはとんでもない選手。彼のプレーを予測することなんてできないよ。僕らとしては、とにかく自分たちにとって最高のディフェンスをしていくこと」

 一方、セルビアでヨキッチとチームメートのトリスタン・ブクチェビッチ(ワシントン・ウィザーズ)は、トルコとシェングンについてこう評していた。

「彼らはすごくいいプレーをしているね。数試合見たけど、あのチームはリズムが良く、ボールをシェアできている。シェングンはこの大会ですごくいい。僕らは彼のプレーを制限しないといけない。彼は内外問わずにプレーでき、パスもさばけるからね」

 試合の中で、シェングンとヨキッチが直接マッチアップする機会もあるだろう。ただ、両選手はそれぞれのチームでベストプレーヤーだけに、ファウルトラブルは回避したいはず。となると、ボナやブクチェビッチの働きもカギを握ることになりそうだ。

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